ソウル都心のいたるところで新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の感染者が発生し、防疫当局が非常体制に入った。
26日、防疫当局と西大門区(ソデムング)によると、管内に位置する梨花(イファ)女子大付属高校で教師1人がコロナ19感染判定を受け、学校が登校授業を中止した。
この日、同校所属のA教師は前日セブランス病院の選別診療所で診断検査を受け、同日午前5時、感染判定を受けた。
A氏は冠岳(クァナク)区にある教会に通う知人が25日にコロナ19感染判定を受けた後、密接接触者に分類されて診断検査を受けたという。
同校はこの日、登校授業を中止する代わりに遠隔授業に切り替え、学生と教職員には同日未明、緊急通知を通じて登校・出勤しないでほしいと案内した。
これに先立ち、ソウル光化門(クァンファムン)のフォーシーズンズホテルでもコロナ19の感染者が発生して周辺の会社員や住民たちの不安が高まっている。
フォーシーズンズホテルと鍾路区などによると、ホテル内の男性サウナに勤める職員B氏が同日未明、コロナ感染判定を受けた。
B氏は現在、冠岳区に居住していると確認された。
また、冠岳区書院洞(ソウォンドン)のワンソン教会ではコロナ19の集団感染が発生した。ソウル市によると、同日午前10時現在、12人の感染者が出た。
防疫当局は、この教会を含めて教会が運営する保育所を臨時閉鎖し、関連感染者が教師として勤務する梨花女子大付属高校も閉鎖した。
一方、保健当局は療養病院と療養施設での面会を来月2日から制限的に許容することにした。
中央事故収拾本部のユン・テホ防疫総括班長はこの日の定例ブリーフィングで、「家族面会の断絶によって入所した方々が孤立感と憂鬱感を訴えており、家族も心配している」とし、「面会は事前に予約した場合に限って、換気がよくでき、患者の動線と離れた別空間でガラスドア、ビニールなどの透明遮断幕を通して非接触で行われる」と述べた。
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