半導体の輸出生産、「スーパー好況期」前年同月比増加

[写真=聯合ニュース]


半導体不況の懸念にも関わらず、韓国の半導体生産と輸出量は過去最大の好況を享受した昨年よりはむしろ増えたことが分かった。

4日、産業通商資源部と韓国貿易協会などによると、先月1〜25日、半導体の輸出量は2557.2tで、前年同月(2204.4t)に比べて16.0%増えたと暫定集計された。

これで半導体の輸出量は7月から4カ月連続の増加傾向を続けた。今年に入っても1月と2月、6月のみ前年同月比減少しただけで、全般的に増え続けている。

実際、今年に入って先月(25日基準)までの累積輸出量は2万9834.1tで、昨年同期間(2万8363.8t)より5.2%も増えた。特に下半期が始まった7月からは毎月二桁の増加を続けている。

半導体の輸出量が着実に増え、生産も上昇曲線を維持した。

統計庁の産業生産動向報告書によると、今年第3四半期の半導体生産は前年同期比8.3%も増えた。第1四半期の7.9%と2四半期の7.3%増えたのに続き、増加幅がさらに拡大されたのだ。これは、自動車と機械装置などを含めた全体製造業の生産が1年前より0.7%減少したことと対比される。

半導体の生産と輸出がこのように好調を維持しているが、輸出額は比較的大幅に減少した。サムスン電子とSKハイニックスの主力製品であるDラムとNAND型フラッシュなどメモリ価格が急落したことによるものだ。Dラム(DDR4 8Gb)の10月の固定取引価格は2.81ドルで、1年前より62%も下落した。

これにより、今年に入って先月まで半導体の輸出額は789億6500万ドルで、前年同期(1071億7000万ドル)より26.3%も減少した。しかし、これはグローバルメモリ半導体市場の「スーパー好況」が始まった2017年の同期間(786億9900万ドル)よりも多いものだ。また、2016年の年間半導体輸出額(622億2800万ドル)をはるかに上回る数値だ。

最近、メモリ価格の急落傾向が落ち着いた局面に入っただけに、来年には輸出額も今年より増えると予想された。

産業研究院は最近の報告書で、「来年のグローバル半導体市場は本格的な5G移動通信の導入とPCの需要増加などで需要が増えるだろう」とし、「韓国の半導体輸出は去る2017年(979億ドル)と同じくらいか上回るだろう」と見通しした。

 
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