韓国銀行が基準金利を3.5%に据え置くと発表した。
韓銀金融通貨委員会は12日、通貨政策方向決定会議を開き、基準金利を年3.50%に維持した。2023年2月以降、10会合連続続である。
韓銀のこのような決定は消費者物価上昇率がまだ韓銀の目標(2%)まで十分に落ちていない影響が大きかったとみられる。先月の消費者物価上昇率が3.1%を記録し、2ヵ月連続で3%を上回った。
また、中東でイスラエルとイランの軍事的緊張が高まっている状況で国際原油価格が1バレル当り90ドル台まで跳ね上がるなど、インフレ圧力が拡大したのも影響を及ぼした。
さらに米ドル高か続く中、米国の金利引き下げ時期が不透明な点も、金通委が先制的に金利を下げにくい要素だ。
一方、市場でも金融通貨委員会が基準金利を据え置くと予想していた。金融界の家計貸出が減少傾向に入ったものの、金融不均衡問題が残存している点も韓銀が早期金利引き下げをためらう理由として判断したのだ。金融投資協会が先月29日から今月3日まで債権専門家100人を対象にアンケートした結果、回答者の98%は金通委が金利を凍結すると答えた。
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