​サムスンなど主要グループの下半期経営キーワード、「技術革新・事業拡張・市場拡大」


サムスン・現代自動車・SK・LGなど主要グループが今年下半期の経営計画の樹立に本格着手し、主要事業方向に関心が集まっている。

グループごとに細部戦略には差があるが、核心ポイントは技術革新と事業拡大、新規市場への進出などを通じた活路模索に圧縮される。 これを通じて各グループは米国の金利の引上げ、国際原油価格の下落、国内外の政治地形の変化などに大きくなっているグローバル経済の不確実性を「正面突破」するという覚悟だ。

2日、財界によると現代・起亜車は今月中旬、ソウル良才洞(ヤンジェドン)本社で最高経営陣の主宰で下半期「海外法人長会議」を開催する。

今回の会議で現代・起亜自動車の海外法人長50人余りはトランプノミックス、中国発のサード(THAAD)報復など当面したリスクの対応策と下半期事業計画を集中点検する予定だ。

また、新規市場の拡大に向けた対策も議論されるものとみられる。 一例として、起亜車は今年下半期からインドのアンドラプラデーシュアナンタプルに11億ドルを投入、年産30万台規模の工場を新しく建てる。 2019年に完成して当地戦略型の小型乗用車とSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)などを生産する計画だ。

先立って、サムスン電子は先月26~27日の両日間、海外法人長など200人余りの役員が集まった中、各事業部門別のグローバル戦略会議を進行した。

今回の会議でサムスン電子は下半期発売予定のプレミアムスマートフォン「ギャラクシーノート8」など主要新製品の販売戦略とMC(モバイル)、CE(消費者家電)、DS(デバイスソリューション)など各部門の主導権強化戦略について集中議論したという。

実際、サムスン電子は今月から次世代半導体とされる4世代Vナンドのラインアップを大幅に拡大していく方針だ。 このため、サムスン電子は計16兆ウォンを投入、平沢(ピョンテク)半導体工場を竣工し、先月末から本格稼動に入った。 この工場は業界最大規模で、敷地面積だけでもサッカー場400つの大きさである289万平方メートル(約87万5000坪)に上る。

SKグループは先月19日、京畿道・利川(イチョン)SKMS研究所で「2017拡大経営会議」を持って、「ディープ・チェンジ(deep change・根本的革新)2.0」を新たに提示し、革新に拍車をかけている。

崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長は昨年の拡大経営会議で世界超一流企業に生まれ変わるために精神武装を新たにしようという意味でのディープ・チェンジを力説したことがある。 ここには社会的価値を加えたものが「ディープ・チェンジ2.0」だ。

このため、SKグループはさまざまな準備をしてきた。 SKハイニックスが100%子会社であるSKハイニックスシステムICを1日に発足させたのが代表的な例だ。 SKハイニックスが3400億ウォン相当を出資しており、初代社長にはキム・ジュンホSKハイニックス経営支援総括社長が務めた。

LGは4次産業革命に備え、新たな成長動力の発掘に乗り出した。 LGは具本俊(ク・ボンジュン)LG副会長を主宰で先月、中長期戦略報告会を開き、新事業の発掘及び拡大支援などグループ事業全般に対する戦略構想を終えた。

特に主力系列会社であるLG電子の場合、自主走行技術の確保とAI(人工知能)、ロボット、IoT(モノのインターネット)など先端技術の融合などを通じて今後、グループ全体が発展する土台づくりという構想だ。

組織改編にも積極的に乗り出した。 LG電子はCTO(Chief Technology Officer)部門に「人工知能研究所」と「ロボット先行研究所」を先月初めに設立した。 これまで音声認識、映像認識、センサー認識などを研究してきた「インテリジェンス研究所」をAIを担当する人工知能研究所とロボット分野に集中するロボット先行研究所に拡大改編したのだ。
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