
[写真=亜洲経済]
8日午前、ソウル松坡区(ソンパク)三田洞(サムジョンドン)の自分のオフィスで自ら首をつって自殺した野球解説者ハ・イルソン(67)の遺体安置所がソウル江東区の中央報勲病院の葬式場に設けられた。

[写真=共同取材団 (ハ・イルソンの遺体安置所を訪れたキム・インシクKBO技術委員長)]
遺体安置所を訪れたキム・インシクKBO技術委員長は“あんまりにも衝撃が大きい。僕が高校3年生、ハ・イルソン元総長が中学1年生のとき初めて会った。長い間、いろんなことを一緒に経験してきた”と沈痛な表情で話を続けることができなかった。
7月、ハ・イルソンは「知人の息子をプロ野球団に入団させてほしい」という請託と共に巨額を受け取った疑いで詐欺と勤労基準法違反の容疑で起訴された。これに対してハ・イルソンは“プロ野球入団の請託はなかった。借りたお金だ”と容疑を否認したが、負担感に耐え切れず極端な選択をしたものとみられる。
一方、ハ・イルソン元事務総長は1979年東洋放送(TBC)で野球解説委員で活動しはじめ、1982年からKBSで人気解説者として活躍してきた。2006年5月、解説委員出身としては初めてKBO事務総長に選任され、2008年北京五輪の金メダル、2009年ワールドベースボールクラシック準優勝のとき団長としての役割を忠実に果たし、韓国野球界に大きく貢献した。
故ハ・イルソンの出棺は10日午前10時、ソウル顕忠院に設けられる。
写真・動画=亜洲経済イ・グァンヒョ記者(8日午後7時頃、ハ・イルソン野球解説者の葬式場)
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