トヨタ紡織、北陸新幹線の最高級席向けシート公開

トヨタ紡織は27日、北陸新幹線車両「E7系・W7系」の最高級席「グランクラス」向けに納入したシートを公開した。鉄道車両への納入は初めて。今後は開発した成果を本業の自動車などのシート開発にも生かしていく方針だ。

E7系は3月15日に運行開始し、東京―長野間の新幹線特急「あさま」に3編成が導入された。2015年春の北陸新幹線の金沢開業に向け、JR東日本とJR西日本で合計27編成を導入する。

グランクラスの座席数は18席。トヨタ紡織からは486席を納入する。11年に営業開始した東北新幹線の車両「E5系」のグランクラスにはドイツ・レカロのシートが採用されており、日本勢が奪還した形だ。

シートはリクライニングの角度調整が電動でできるほか、本革やアルミニウム材のテーブルを採用した高級感あるつくり。受注額は明らかにしていない。ただ自動車用シートは売れ筋が小型車にシフトする中で価格が低下傾向にあるが、鉄道車両用シートはかなり高いもよう。

(亜洲経済オンライン)
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