![[写真=HD現代エレクトリック]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/10/14/20251014153144711582.jpg)
HD現代エレクトリックがUL認証を獲得し、北米中の低圧遮断機の市場占有率拡大のための橋頭堡を設けた。
HD現代エレクトリックは自社の△気中遮断機(ACB) △配線用遮断機(MCCB) △真空遮断機(VCB) △電子開閉機(MC)など、中低圧遮断機4種が北米市場の代表的な安全認証であるUL(Underwriters Laboratories)とcUL(カナダUL)を獲得したと14日、明らかにした。
UL認証は電気・電子製品、家電、産業用装備などの完成品および部品を対象に、米国の代表的な安全認証機関であるULが厳格な試験と評価を経て付与する安全・品質認証制度だ。 法的義務ではないが、火災や感電など安全事故の危険がある製品の場合、北米市場内の流通および納品過程でULとcUL認証が実質的に要求される場合が多く、製品の信頼性と市場競争力を確保するのに核心的な役割をする。
重低圧遮断器は生産された電力を最終消費者に伝達する配電段階で電力の安定的な分配と供給を担当し、過負荷発生時に電流の追加流入を遮断し、設備保護と安全性を確保する核心装備だ。 電圧等級によって家庭用から産業用まで幅広く活用され、実生活と密接なだけに、市場規模が大きく需要も着実に維持されている。
市場調査機関のグローバル・マーケット・インサイト(Global Market Insight)」によると、重低圧遮断器市場は2024年に122億ドル規模から2034年には292億ドル規模へと2.4倍ほど成長する見通しだ。 これは年平均成長率8.8%水準だ。
HD現代エレクトリック関係者は“今回のUL認証獲得を契機に、北米地域で長い間市場占有率1位を維持してきた超高圧変圧器だけでなく、中低圧遮断器を含む配電機器分野でも本格的な市場拡大に乗り出す計画”と述べた。
一方、HD現代エレクトリックは中低圧遮断器を含む配電機器事業拡大のために年末までに忠北清州(チョンジュ)に新規配電機器専用工場の建設を完了するという計画だ。 清州配電新工場は、スマートファクトリー基盤の先端生産システムを導入し、生産効率性を最大化する予定だ。 完成後は年間重低圧遮断機の生産量が従来の2倍水準の約1300万台に達する見通しだ。
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