[写真＝聯合ニュース（22日午後、ソウル江南区韓国貿易協会で開かれた対日輸出企業懇談会で発言している安徳根産業通商交渉本部長）]
韓日首脳会談を契機に両国関係が急速に回復している中、韓国政府がコスメやコンテンツなど若い世代を狙った有望輸出品目を発掘し、日本進出を積極的に支援する方針だ。
産業通商資源部は22日午後、安徳根（アン・ドクグン）産業通商交渉本部長主宰で対日輸出企業懇談会を開き、このような内容について話し合った。今回の懇談会は韓日首脳会談を契機に復元される両国間の関係改善と協力機会を活用して日本に対する輸出を拡大し産業·通商協力を強化するために開かれた。
日本は韓国の4大貿易国であり輸出国だ。韓日関係が改善される場合、韓国の対日輸出は年間26億9000万ドル増えると大韓商工会議所は見ている。昨年基準の対日輸出額は282億ドルだった。
安本部長は「韓日首脳会談を通じて両国経済は互恵的関係を構築していく踏み台を用意した」とし、「これを活用した韓国企業の日本市場進出拡大を支援するために産業別特性に合う適合型の協力環境を造成していく」と明らかにした。
また「両国間の未来志向的な産業協力推進のために産業部-経済産業省間の協力チャンネル再開を推進し、両国が共通して直面しているグローバルサプライチェーン再編などに対応する」とし「二次電池、半導体、電気自動車など未来産業先導に向けた協業を強化していく計画」と強調した。
韓国政府は最近、日本で韓流が再び拡散している点を考慮し、有望輸出品目を発掘する方針だ。安本部長は「化粧品、食品、コンテンツ、ファッションなど日本の若い世代を狙った有望輸出品目を発掘し、KOTRAなど輸出支援機関が協業して該当品目の日本進出を積極的に支援する計画」と明らかにした。
この日の懇談会に参加した企業家たちは韓日協力雰囲気造成で新しいビジネス機会が創出されることに対する期待感を示した。韓国政府が日本当局と協力して現地通関・物流などに関する困難を解消し、日本市場進出のための輸出マーケティングを積極的に支援するよう要請した。
安本部長は「両国企業間協力事業が具体的成果を出せるよう政府で先に支援し支援力量を総動員して後押ししていく」と強調した。
