米政府の景気刺激策への期待感によってリスク資産回避が緩和し、ウォン・ドル為替レートが大幅に下落した。
27日、ソウル外国為替市場でウォン・ドル為替レートは、前日比22.2ウォン安の1210.6ウォンで取引を終えた。
この日の為替レートは、18.8ウォン安の1214.0ウォンで取引を始め、午後に入って下げ幅を拡大した。取引中に一時1205.2ウォンまで下落したが、取引終了直前に再び上昇し、1210ウォン台にで取引を終えた。
米国連邦準備制度(Fed・FRB)をはじめとする主要国の中央銀行が量的緩和など景気刺激策を一斉に打ち出し、リスク回避が緩和した影響を受けたと分析される。
来週、韓国ウォンの価値はさらに上がる見込みだ。今月19日、FRBと600億ドル規模の通貨スワップ契約を締結した韓国銀行は、来週中にドル流動性を供給する予定だ。
金融危機当時の2008年12月にも、韓銀が40億ドルの流動性を供給し、ウォンの価値は一ヶ月間で5.5%も切り上げられた。
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