丁世均首相、「中国内の危険地域への入国制限を検討・・・武漢同胞に第3次航空機投入の推進」

  • 「中国以外の感染発生の主要国からの入国者に検疫強化」

  • 9日、政府ソウル庁舎で拡大中央事故収拾本部会議を主宰

[写真=聯合ニュース(9日午後、丁世均首相が政府ソウル庁舎で新型コロナ対応拡大中央事故収拾本部会議を主宰している)]


政府が新型コロナウイルス感染症患者が多く発生している中国内の他の危険地域に対しても入国制限措置を検討する。武漢に残った同胞のための臨時航空便の投入も推進する。ただ、現在の危機警報水準はそのまま維持することにした。

丁世均(チョン・セギュン)首相は9日午後、政府ソウル庁舎で主宰した新型コロナ対応拡大中央事故収拾本部(中収本)会議で、「政府は国民の健康を守るために最善の状況に向けた努力し、最悪の状況にも備える」とこのように明らかにした。

中国の春節連休が終わり、10日から大規模な移動が開始された。韓国の感染者の感染経路が多様化し、地域社会への伝播も懸念される状況だ。

今後、中国以外の地域社会で感染が発生した主要国からの入国者に対する検疫が強化される。

丁首相は「旅行履歴を医療機関に提供して疑いのある患者を早期に探し出せるようにする」とし、「患者が多く発生する中国内の他の危険地域への入国制限措置も、状況に応じて追加で検討する」と述べた。

政府は4日から中国湖北省を訪問したり滞在したことがあるすべての外国人の韓国への入国禁止措置をしている。このような入国制限措置は、中国内の新型コロナ拡散状況などによって拡大する見通しだ。

地域社会への伝播と拡散に備えては公共・民間が利用可能な医療資源を事前に把握し、必要に応じて適材適所に投入することにした。
丁首相は、「政府は現在、198の個人国指定音圧治療病床を900個以上確保するなど、医療資源を効果的に活用するための段階別方法を用意している」とし、「地方自治団体では保健所だけでなく、行政人材、物的資源をすべて動員する総力戦体制を整えてほしい」と医療界に協力を要請した。

武漢に残っている同胞を輸送するための方案も提示した。

丁首相は「まだ武漢には帰国を希望する同胞とその家族が残っている」とし、「政府はその方々を安全に韓国へ帰国できるよう、早急に臨時便を投入する案を推進している」と述べた。

政府は先月30日と31日に武漢にチャーター機を送って韓国人701人を帰国させたのに続き、中国当局との協議が終わり次第、武漢同胞輸送のための第3次チャーター機を飛ばすと予想される。現在、武漢一帯には韓国人と家族など約200人がいると推定される。

危機警報段階を上げるべきだという一部の要求に対し彼は「感染確定者が現在まですべて政府の防疫網内で管理されている点、新種コロナの致命率が低い点、韓国の医療水準で対応できる点を総合的に考慮し、現在の危機警報水準を維持することにした」と明らかにした。

危機警報は現在「警戒」段階であり、これを改善する場合は「深刻」段階に入る。

新型コロナ対応の追加措置として丁首相は、「中国から入国する彼らを対象に健康状態をモニタリングするための自己診断アプリを今月12日から本格的に施行する」と述べた。


 
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