2026. 08. 14 (金)

[加速する創業国家] '情報漏洩' 開発会社そのまま…セキュリティの穴を抱えた 'みんなの創業'

  • 開発会社を変更せず監視体制のみ追加

  • 責任の明確化も先送りし予算消化に急ぐ

  • 大臣公欠の中でのスピード戦、政策の不備懸念

  • 数字を埋めるより事後管理の強化が必要

ノ用石中小企業部長職務代理が先月31日ソウル鍾路区政府ソウル庁舎でみんなの創業プロジェクト関連ブリーフィングを行っている写真中小企業部
ノ用石中小企業部長職務代理が先月31日政府ソウル庁舎で『みんなの創業プロジェクト』関連ブリーフィングを行っている。 [写真=中小企業部]

中小企業部は個人情報漏洩事故により中断していた『みんなの創業』2次事業を再開し、セキュリティ対策を強化した。しかし、1次事業で個人情報漏洩事故を引き起こした既存の人工知能(AI)ソリューション開発会社を変更しなかったことが確認され、事業規模を拡大しただけで根本的な再発防止策が不十分ではないかとの指摘が出ている。

中小企業部は13日、みんなの創業に関して既存の開発会社を維持する代わりに3つの機関と協力体制を新たに構築し、セキュリティを強化することにした。具体的には、セキュリティモニタリングは専門業者を新たに活用し常時担当させ、新機能の開発や変更事項についても専門業者を通じてセキュリティ性のチェックを行うことにしている。侵害事故対応訓練と技術助言は国家情報院の協力を得て進める方針である。

ただし、漏洩事故の発端となった開発会社との契約自体を再検討したり、業者を変更したりすることは決定しなかった。漏洩事故の原因として指摘されたのは外注AIソリューション業者に対する事前検証の欠如であったが、再開策の核心は監視体制の追加に重点が置かれている。

責任所在を明らかにする手続きも事業再開以降に先送りされた。中小企業部の関係者は「今は責任者の処罰より事業の収拾が先」とし、「警察の捜査がもう少しかかると思われるので、捜査が完了した後に処罰の有無を検討する」と述べた。漏洩経緯と責任所在がまだ明らかにされていない状態で事業を再開することになる。

この関係者は「中小企業部が先月から全国17の市道を巡回し、みんなの創業1ラウンド選定者との懇談を続けた結果、事業の継続を望む現場の声が多かった」と説明を加えた。

日程も論争の的である。2次事業は追加補正予算で編成されたため、会計年度内に執行を完了しなければならない。これにより中小企業部は8月中旬に受付を再開し、12月までに事業を完了することを目標にしている。先に国会では予算審議過程で事業内容が十分に具体化されていない状況で事業を無理に拡大するのではないかとの指摘が出ていた。予算消化の期限に追われ、セキュリティ整備の十分性を検証する時間もなくスピードを重視するのではないかとの懸念が出ている。

中小企業部長公欠状態で事業再開と規模拡大が決定された点も懸念要因として挙げられる。みんなの創業1次事業当時中小企業部の長であったハン・ソンスク長官が先月国務総理に任命されたが、今まで次期中小企業部長は決まっていない状態である。現在ノ用石中小企業部第1次官が長官職務代理を務めている。

専門家はみんなの創業政策の成果基準自体にも問題があると指摘している。単に創業者数を増やすことに偏っているという。キム・デジョンセジョン大学経営学部教授は「みんなの創業2は創業の参入障壁を下げ、若者・予備創業者の挑戦を支援する点で意義がある」としながらも、「単に創業資金を支援する方式では持続可能な創業エコシステムを作るのは難しい」と述べた。

キム教授は「最大の問題は『創業数』を増やすことに政策の成果が集中する可能性がある」とし、「支援金を受けた企業が実際に売上と雇用を創出し、市場で生き残ることができるように、後続支援と事後管理体制を強化する必要がある」と強調した。



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