韓国政府の健保料予想収入推計…「財政安定性揺らぐ」

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[写真=聯合ニュース]

韓国政府がこの5年間(2020~2024年)、健康保険料の予想収入を実際より計9兆8000億ウォンも少なく予測(過小推計)してきたことが明らかになった。

5日、国会予算政策処が出した「国家財政運用計画の主なイシュー分析(2025~2029年):福祉および教育分野」報告書によると、政府の健康保険財政支出の展望は予定先の展望と大きな差を見せた。

政府は健康保険の財政支出が2025年13兆6287億ウォンから2029年15兆5858億ウォンまで年平均3.4%増加すると見通している。一方、予定先は2025年13兆6287億ウォンから2029年16兆6481億ウォンへと年平均5.1%増加すると予想した。

このような差は、政府が国庫支援金算定の基準となる「健康保険料予想収入」を過度に保守的に、甚だしくは非合理的に推計するために発生する。

政府は2026年、保険料率が1.48%引き上げられたにもかかわらず、2026年の保険料収入増加率を2.3%に策定した。予定先は「合理的な推計結果とは考えにくい」と批判した。

政府が使用する保険料収入展望模型が、保健福祉部「国民健康保険総合計画」模型と異なり一貫性がないという点も問題だ。政府の縮約型モデルはマクロ経済の変化などを精密に反映することが難しく、推計誤差が大きくならざるを得ないためだ。

予定処は、健康保険財政の安定的な運営のために、政府の保険料収入の展望モデルの正確性を高めなければならないと促した。

そのための代案として、来年度の支出(報酬)を先に決めて保険料率を決める現行方式(量出制入)を保険料率を先に決める「量入提出」方式に変更する案、国庫補助の基準を「予想収入額」ではなく「前年度決算上の保険料収入額」など確定した値に変更する法改正案などを検討する必要があると提言した。
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* この記事は、亜洲経済韓国語記事をAIが翻訳して提供しています。
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