![[写真=LGイノテック]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/10/20/20251020114947768170.jpg)
“新しい領域に専門性を拡大する「ピボット(転換)」力量を通じて個人の価値を高めなければならない。”
LGイノテックのムン·ヒョクス代表は17日、韓国科学技術院(KAIST)で後輩たちを対象にリーダーシップ特講を進行し、このように述べた。 ムン代表は学士・修士・博士課程を全てKAISTで終えた。
19日、LGイノテックによると、エンジニア出身CEOであるムン代表がKAIST修士課程に在学中の学生200人余りを対象に行った特講で、「ピボット」を通じた革新の必要性を強調した。
エンジニアから事業家の道を歩んだムン代表は特有の「ピボット哲学」を強調した。 時代の流れによって一つの分野だけに安住せず、新しい領域に専門性を拡大していき、個人または組織が持っている力量の付加価値を高めることの必要性を提起したのだ。
ムン代表は“キャリアを成功的にピボットできたのは一つの研究分野に埋没せず、時代の流れに合わせて新しい領域を研究し、学生たちを教えた教授たちの影響が大きかった”とし、“急変する世の中で柔軟性を失わずに最適の選択をしなければならない経営人に成長するのに重要な土台になった”と述べた。
続けて“企業も人もその時代が要求する方向によりどれほど早くピボットできるかが今後の生存を左右する”とし、“LGイノテックもモバイルを越え、モビリティ、ロボティクス、宇宙・航空など会社の源泉技術の価値を高めることができる新しい領域に未来事業を拡張している”と付け加えた。
特講でムン代表が強調したまた別のキーワードは「価値」だ。 グローバル競争が深刻化する中で、LGイノテックのような企業間取引(B2B)製造企業は価格ではなく、差別化した価値で市場で勝負しなければならない時代が来たということだ。
ムン代表は“同じ技術であっても顧客の要求によって開発した技術と顧客のニーズを把握し、先に提案して顧客より先に開発した技術の価値は明確に差が出るしかない”とし、“このような差別的顧客価値がすなわち私たちの技術を名品にする核心要素”と述べた。
それと共に、“先制的マインドで顧客のニーズを一歩先にセンシングし、最適のソリューションを早く提供し、LGイノテックだけが与えられる価値で市場を圧倒する名品B2B企業を作っていくことが目標”と強調した。
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