![[写真=ポスコフューチャーエム]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/07/12/20250712171741374410.png)
ポスコフューチャーエムが日本バッテリー社を新規顧客として確保し、グローバル陰極材市場の攻略に速度を上げている。
ポスコフューチャーエムは11日、日本に本社を置くグローバルバッテリー会社と天然黒鉛基盤の陰極材供給契約を締結したと明らかにした。 これにより、世宗(セジョン)工場で生産された陰極材が日本内の電気自動車用バッテリーに投入される。
今回の契約で、ポスコフューチャーエムは日本の主要バッテリー会社を顧客会社として追加し、グローバル市場で顧客多角化の成果を収めたという評価だ。 ただ、契約対象と供給期間、規模など具体的な条件は両社の合意によって非公開だ。
ポスコフューチャーエムは天然黒鉛と人造黒鉛など多様な陰極材ラインナップを基盤に技術競争力を確保してきており、シリコン陰極材の商用化も推進中だ。 生産性向上とコスト削減のための工程革新も持続している。
特に、黒鉛原鉱の確保から中間素材の生産、陰極材完成品の製造まで含めたサプライチェーン自立戦略はグローバル市場で注目されている。 ポスコグループと共に、北米、欧州など主要市場の供給網の多角化と貿易規制に対応し、独立した素材供給体系を構築している。
天然黒鉛陰極材の場合、アフリカなど中国以外の地域で原鉱を確保し、丸型黒鉛を国内で生産して原料の内在化を推進している。 人造黒鉛はポスコ製鉄所の工程副産物であるコークスを活用して黒鉛原料を製造、供給安定性を高めた。
ポスコフューチャーエム関係者は“差別化された技術力と製品ポートフォリオの拡大、サプライチェーンの競争力強化を通じ、グローバル顧客基盤を持続的に拡大していく”と述べた。
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