[CES 2024] 現代自動車グループ、最大規模でCESに参加…水素~SDV~PBV「人間中心モビリティ」の青写真

[写真=現代自動車グループ]
[写真=現代自動車グループ]

現代自動車グループが世界最大の技術展示会「CES 2024」に歴代最大規模で参加する。 独自のソフトウェアオペレーティングシステム(OS)を基盤に、自動車のすべての機能をスマートフォンのように随時向上させるソフトウェア中心自動車(SDV)はもちろん、これをデータ、都市まで連結する人間中心モビリティ生態系を公開する。 現代自動車の特化した水素技術と空間に焦点が合わされた目的基盤車両(PBV)をはじめ、新型電気自動車、都心航空モビリティ(UAM)の展示で、現代自動車グループのモビリティ革命の方向性を提示する予定だ。

現代自動車グループは9日から12日まで(現地時間)米ラスベガス一帯で開催されるCES 2024に▲現代自 ▲起亜▲現代モービス ▲スーパーナル▲ ゼロワンの5社が歴代最大規模の展示スペースを設けて参加すると7日、明らかにした。

現代自動車グループが用意した展示スペースの面積は6437㎡規模だ。 これは国際サッカー連盟(FIFA)が規定した国際競技規格のサッカー場(6400~8250㎡)の大きさに匹敵する水準だ。 現代自動車グループの鄭義宣(チョン·ウィソン)会長は2年ぶりにCES現場を訪問し、AIとロボット、医療関連ブースを見学し、主要グローバル企業のトップとのネットワークも強化する見通しだ。 鄭会長は2018年のCES訪問で、自動運転技術を持つエヌディビア(NVIDIA)、モービルアイ(Mobileye)最高経営責任者(CEO)に相次いで会い、ライバル会社のトヨタとメルセデス・ベンツ展示ブースを見学したことがある。 1000人に迫る現代自動車グループの役職員も人工知能(AI)、モビリティなど最先端技術が集結するCES現場を直接訪れ、グループの成長エンジン発掘に力を注ぐ予定だ。

現代自は8日、ラスベガスのマンダレーベイコンベンションセンターで行われる現代自のCESメディアデーイベントと9~12日、ラスベガスコンベンションセンターに設けられるCES 2024展示ブースで、「水素とソフトウェアへの大転換」をテーマに人間中心の未来青写真を提示する。

現代建設、現代エンジニアリング、現代ロテム、現代グロービス、現代製鉄など主要グループ会社と共に構築中の水素総合ソリューションが公開される予定だ。 現代自は水素生産から燃料電池システム、乗用~大型水素自動車の開発など水素事業の歩幅を広げている。 炭素中立目標を達成するためには電気自動車だけでは限界があるからだ。

今年のCESは完成車メーカーのソフトウェアOS角逐の場になるものと予想される中、現代自動車グループもソフトウェア戦略と未来の変化像を紹介する計画だ。 最近行われた研究・開発(R&D)組織改編でさらに力が加わるようになった現代自・起亜のソン・チャンヒョンSDV本部長兼42dot代表は、独自開発中のSDVの方向性とソフトウェア、AI技術について紹介する予定だ。

SDV中心の開発方式が定着すれば、車を変えなくても顧客に持続的な新しい経験を提示することができ、走行性能とバッテリー品質の性能向上、車両開発費および生産費20%削減などが可能になる見通しだ。 水素エネルギー、ソフトウェア、ロボティクス技術が融合した未来モビリティ3種とグループの一員であるボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)の物流上下車ロボット「Stretch」も展示する。

起亜は「準備された起亜が見せてくれる、皆のためのモビリティ」というテーマで、PBVビジョンを提示する。 PBV実車を展示するのは今回が初めてで、中型PBVコンセプト3台をはじめ、▲大型PBVコンセプト1台 ▲小型PBVコンセプト1台の計5種のPBVラインナップが公開される。

自動車が単なる移動手段ではなく、空間の概念に進化しているだけに、PBVでカスタマイズされた自動車需要に対応でき、注文生産方式を通じて生産効率性も高めることができる。 ヘイリングサービスとして使われていた車をデリバリー専用モビリティに変えるなど、用途に応じてライフモジュールを変える技術である「イージースワップ」と、顧客のニーズに合わせて様々なサイズの車体を組み立てて多品種少量生産が可能な「ダイナミックハイブリッド」などの技術も展示する。 ラスベガススコンベンションセンターセントラルプラザには別途の野外展示ブースを設け、EV3コンセプト、EV4コンセプト、EV6、EV9など起亜のEVラインナップを披露する。

今後、完全自動運転が可能になれば、運行中に映画を見たり、テレビ会議をするための用途で大型ディスプレイの需要が増えるものとみられる。 これに合わせて現代モービスは高付加価値先端技術が集約された「Innovative(革新)ディスプレイ」シリーズを公開し、グローバルバイヤーの目を引く予定だ。 電気自動車の充電時間を減らす高出力ICU(統合充電制御モジュール)をはじめとする20種のモビリティ新技術も公開する。

現代自動車グループの米国都心航空モビリティ(UAM)法人のスーパーナル(Supernal)は、2028年の商用化を目標に開発中のUAM機体の新規デザインを公開し、実際のサイズのモデルを展示する。 CESに2年連続で参加する現代自動車グループのオープンイノベーションプラットフォームのゼロワンは、ベネチアンエキスポ内のスタートアップ展示館であるユーレカパークでスタートアップ11社の▲現地ネットワーク確保 ▲協業基盤拡大 ▲投資機会創出など、グローバル進出のための土台を作る方針だ。
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