サムスン電子と現代製鉄や、半導体の廃棄物で輸入鉱物代替新技術の開発

[サムスン電子と現代製鉄や、半導体の廃棄物で輸入鉱物代替新技術の開発]



サムスン電子と現代自動車グループ系列会社、現代製鉄が環境分野で初めて合作して有意味した新技術成果を出した。

両社は半導体の製造工程で発生する廃水スラッジ(沈殿物)を製鉄過程の副原料として再使用できる新技術を共同開発したと27日、明らかにした。

製鉄所の製鋼工程では銑鉄の中の不純物(黄、イン)をより容易に除去するため、「蛍石」を使用しているが、今回の成果は半導体廃水スラッジに含まれている主成分(フッ化カルシウム、CaF2 50~60%)が蛍石と似た成分という点から着眼した研究結果だ。

サムスン電子と現代製鉄、製鋼セラミック(リサイクル業社)など3社は2020年8月、廃水スラッジリサイクル関連技術協定を結び、共同研究開発を進め、4月、現代製鉄・唐津製鉄所で30トンの蛍石代替品を使用し、鉄鋼財の生産に成功した。

蛍石は全量海外(南米、中国など)の輸入に依存している鉱物で、現代製鉄では年間約2万トンの蛍石を輸入して使用する。現代製鉄は早ければ10月末から約1万余りtを廃水スラッジリサイクル品に代替し、今後、次第に使用量を増やしていく計画だ。

今回の技術開発で、サムスン電子はこれまでセメント工場に送られた廃水スラッジを多様な分野でリサイクルできるようになったし、現代製鉄の蛍石購買費用の節減にも寄与するものと期待される。

「廃棄物を活用した代替物質の開発」は政府の資源循環政策に応えるとともに、企業や関係機関の協力を通じて創出された「資源循環型ESG」の模範事例だ。

一方、サムスン電子は環境省グリーン企業選定、カーボン・トラスト(Carbon Trust)炭素・水・廃棄物低減認証、UL社の廃棄物埋立てゼロ認証など公信力のある機関から廃棄物の低減活動の努力を認められている。
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