韓国銀行と企画財政部は28日、今月29日に競争入札方式の買い戻し条件付き外貨建て債券買い入れ(外貨RP)を通じた外貨流動性供給制度を施行すると明らかにした。
韓銀は現在、買い戻し条件付き債券(RP)を買い付け、市場に韓国ウォンの流動性を増やしているが、この方式を外貨流動性にも適用するということだ。
外貨RPは、韓銀と外国為替平衡基金が外貨準備高を活用し、韓国の国内金融会社が持っている外貨建て債券(米国債)を再取引きる条件で買い付け、ドル建て資金を供給する方式だ。この制度を利用すれば、外貨準備高規模の減少無しに外貨資金を供給することができる。
制度が施行されれば、銀行の外貨資金仲介機能が落ちた時の資金需給不安が外国為替市場のシステムリスクに転移するのを防げると韓銀は期待している。
韓銀と企財部は制度施行のための規定・手続き改正、システム構築などの事前準備を終えた状態だ。韓銀は「今後、国内の外貨資金市場の需給状況などを考慮し、必要ならば適時に制度を稼動させる」と明らかにした。
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