趙源泰韓進グループ会長の「第1友軍」Searデルタ航空社長が韓国を訪れる

[趙源泰韓進グループ会長の「第1友軍」Searデルタ航空社長が韓国を訪れる]



趙源泰(チョ・ウォンテ)韓進(ハンジン)グループ会長の「第1友軍」であるデルタ航空のSteve Sear国際線社長が韓国を訪れる。

韓進グループの経営権をめぐり、姉の趙顕娥(チョ·ヒョナ)前大韓航空副社長と厳しい戦いをしている趙会長としては「千軍万馬」に他ならない。 これに先立ち、Sear社長は大韓航空とジョイントベンチャーの推進、趙亮鎬(チョ・ヤンホ)韓進グループ先代会長の他界など韓進グループの主要転換点ごとに訪韓し、両社の懸案について話し合ったことがある。

9日、業界によれば、Sear社長は韓進グループの持株会社である韓進KALの株主総会(3月25日予定)を前後して訪韓の日付を調整している。 当初、Sear社長は3月中旬に韓国を訪れ、大韓航空とのジョイントベンチャーの推進状況を点検し、懸案について議論することを確定していた。 韓進KALの株主総会を控え、趙会長を後方から支援しようとした意図もあったものと見られる。

しかし、新型コロナウイルス感染症事態が広がり、訪問の適期を再調整しているという。 趙会長を中心とする大韓航空が大きな変化を控えており、新型コロナウイルス事態を見極めながら早急に韓国訪問の時期を確定する予定だ。

業界関係者は"Sear社長はデルタ航空と大韓航空のジョイントベンチャーを主導した人物で、同社の主要懸案を管理している"とし、"特に趙会長と格別な関係であるだけに、韓進家の内紛で彼に力を与えてあげるだろう"と述べた。

実際、Sear社長は昨年4月、趙先代会長の葬儀の際にも直接韓国を訪問し、息子の趙会長を慰めた。

当時、Sear社長は遺族を慰め、"これからもデルタ航空や大韓航空のジョイントベンチャーに対する期待が高い"、"まだ、ジョイントベンチャーが施行されてから1年が経ってないが、両社の強みを利用した協力を通じてしっかりしたネットワークを提供している"と強調した。

趙先代会長の突然の死で、大韓航空が不安定な時、同社と協力を強調することで、安定に寄与したわけだ。 先立って、2018年5月、大韓航空とデルタ航空はジョイントベンチャーを公式に発足したことがある。

単に言葉だけではない。 その後、両社のジョイントベンチャーは一つの会社のように路線を一緒に運営し、収益を共有している。 マイレージ共有と予約などに代わりにしてくれる「アライアンス(航空同盟)」よりはるかに強化されたレベルの同盟だ。

また、デルタ航空は昨年、韓進家の葛藤が浮上すると趙会長の「白騎士」を自任したりもした。 昨年6月、韓進KALの持分4.30%を買収し、同年9月、持ち株率を10.00%まで引き上げ、主要株主の一員になったのだ。 趙前副社長が行動主義ファンドのKCGI、バンド建設などと連合を構築した現時点で、「神の一手」と評価される。

趙前副社長連合の韓進KALの持分は計31.98%だ。 趙会長は自分を含めてデルタ航空など味方の持ち株まで合わせ、33.45%程度を確保できるものと推定される。

業界関係者は"デルタ航空は趙会長が小口株主の力を集めるのにも寄与するだろう"とし、"日本発の悪材料と新型コロナウイルス感染症など対外悪材料で困難を強いられている状況で、デルタ航空とジョイントベンチャーがさらに重要になっているため"と伝えた。
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