[独自] 起亜車、5日に「インド工場」竣工式・・・一歩遅れて開く理由?

[写真=聯合ニュース(起亜自動車のインド工場)]


起亜自動車が一歩遅れてインド工場の竣工式を開き、現地管轄の地方政府との関係改善に乗り出す。インドを「次世代事業要衝地」に決めただけに、未来の成長を阻害する危険因子をすべて除外するための戦略的な動きの一つだ。

4日、関連業界によると、起亜車は今月5日(現地時間)、インドのアーンドラ・プラデーシュ州アナンタプル工場の竣工式を実施する。この席には起亜車の朴旱雨(パク・ハンウ)代表取締役社長が出席する。 現代車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン) 総括副会長は出席しないと伝えられた。

今回の竣工式は、工場の稼動時期に比べて遅れた措置だ。インドの工場は先立って去る8月から小型 スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)の「セルトス」の生産に突入した状態だ。現在、月産能力は1万3000台水準だ。今後、追加人員の採用などを通じて月1万5000台水準まで引き上げる計画だ。

すでに製品を生産している状況で一歩遅れて竣工式を行う理由は、現在、インド工場の管轄地方政府との「関係改善」のためとみられる。

起亜車のインドの工場への投資は、アンドラプラデシュ州のN・チャンドラバブ・ナイドゥ州首相前任首相であるチャンドラバブル氏が誘致に成功した成果だ。以後、政権交代がなされ、現首相のJaganmohan Reddy氏は、以前の首相が誘致した投資の件に対して露骨に否定的な見解を示している状態だ。実際にJaganmohan Reddy首相の体制に入ってから、前首相が引き出した企業の投資をボイコットしようとする動きも多数感知されている。

起亜車としては先立ってインドの投資を確定した当時、政府から約束された支援の利点を確信できない状況に置かれたわけだ。もし、予定された支援が円滑に行われなければ、今後、インド事業を進すめる過程で大きな支障をきたすことになる。このため、一部では起亜車が今回の竣工式をきっかけに、追加投資の計画を打ち出す可能性もあるという見通しも出ている。

業界関係者は「今回の竣工式もReddy首相の工場訪問時期に合わせて開くセレモニー」とし、「今後も現首相との関係改善のための様々な試みが続く可能性が高い」と述べた。

このような状況を意識した朴旱雨社長は、先立ち現首相に直接手紙を送ったりもした。具体的な内容は知られていなかったが、この書信には、州政府の継続的な起亜車への支援を要請する内容が盛り込まれた可能性が高い。

一方、起亜自動車はインドで急成長を続けている。先月、現地でセルトス1万4005台を販売し、「現地SUV販売」1位モデルに育てた。セルトスはここ3カ月間で8万6840台の購入予約を締結しており、現在まで4万台以上を顧客に引き渡した。来年には、1月に「MPVカーニバル」と下半期に小型SUV「QYI」の発売を前面に出して、より大きな影響力拡大を狙う。

 
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