体感・実物景気の低迷に中小企業の景気見通し、3ヵ月ぶりに減少

[写真=GettyimagesBank]


中小企業の景況感が3ヵ月ぶりに減少傾向に転じた。対内外の悪材料に実体経済まで低迷しているためと解釈される。

中小企業中央会が28日に発表した「2019年11月の中小企業景気見通し調査」結果を見ると、来月の景気見通し指数(SBHI)は83.8で前月より2.5ポイント、前年同月と比べて2.3ポイント下落した。

SBHIは6〜8月の連続下落して9〜10月に上昇したが、11月に再び下落に転じた。

SBHIは100以上であれば好転、100未満なら悪化を見通した企業が多いという意味だ。

中企中央会の関係者は、「最近、韓国内外の経済環境が不安定になり、経営実績悪化が懸念される状況で、現在体感している実物景気も低迷しているためと分析される」と説明した。

製造業は前月より3.6ポイント下落し、前年同月比2.9ポイント下落した82.5で調査された。

「医療用物質および医薬品」(94.3→102.6)、「その他の輸送機器」(81.3→86.8)など7つの業種が前月比上昇したが、「電子部品、コンピュータ、映像および通信機器」(94.5→85.7)、「その他製品「(95.9→87.9)、「電気装備」(84.1→76.3)など14業種が下落した。

11月SBHIと最近3年間の同月項目別SBHI平均値と比較してみると、製造業は景気全般、生産、内需販売、輸出、営業利益、資金繰りの見通しはもちろん、逆系列の設備・在庫・雇用の見通しなど、すべての項目が平均値よりも悪化した。

今月の中小企業の経営上の問題(複数回答)は、「内需不振」(65.8%)、「人件費の上昇」(45.8%)、「企業間の過当競争」(40.6%)、「販売代金回収の遅延」(22.3%)、「原材料価格の上昇」(18.2%)の順だった。

9月の中小製造業の平均稼働率は景気低迷が続いたことにより前月に比べて0.1%ポイント下落し、前年同月比0.4%ポイント下落した72.1%となった。
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