「洪城・抱川まで広がると終わり」・・・江華・漣川の阻止線にもかかわらず、忠南への拡散懸念

  • 京畿道楊州で大量申告・・・忠南洪城の屠畜場で19頭斃死

  • 集団飼育場が集中している洪城・抱川の目前までASF進出で超緊張

[写真=聯合ニュース]


政府がアフリカ豚コレラ(ASF)の拡散を防止するため、仁川の江華と京畿道の楊州を事実上、最後の阻止線として設定した状況で、韓国最大の養豚団地である忠南洪城で疑いの申告が受け付けられた。京畿道最大豚の豚飼育団地である抱川と隣接した楊州でも疑いの申告が続いた。

洪城と抱川は国内の豚集団飼育農家が密集しており、ここにウイルスが侵入すれば、事実上、韓国全体がASFに感染したという懸念が高まっている。

29日、農林畜産食品部によると、忠南洪城でASFの疑い申告が受け付けられた。申告が受け付けられたところは屠畜場であり、屠畜​​を待機していた係留場で19頭が斃死した。

忠南洪城郡は324の農家で58万500頭の豚を飼育している。済州島全体の53万頭、江原の50万頭より多いの数だ。これらの飼育農場は密集形のため、確定判定を受けると大規模な殺処分が避けられない。現在、殺処分の範囲は発生農家の半径3㎞だ。

先立って27日、政府はASFが集中発生した江華で豚3万8000頭をすべて殺処分することに決めた。江華だけでASFが5件も相次いで発生して下した特段の措置だ。

しかし、措置後もASFは京畿道坡州を越えて東に移動する様相を見せている。京畿道楊州では4件の疑い申告が殺到した。これまですべて陰性判定を受けたが、疑いの申告が続いており、安心できない。国内最大養豚団地の一つである抱川も危険になる。

今までASFの確定・予防による殺処分対象は計9万5000頭あまりが、忠南の洪城と 抱川まで阻止線が崩れると、殺処分対象は幾何級数的に増えるしかない。

屠畜場から疑いの申告が出たのも心配だ。屠殺豚が全国的に広がる可能性があるためだ。肥育豚は子を産む母豚に比べて大量に管理しており、ウイルスの拡散速度がさらに速い可能性がある。しかも、忠南は重点管理地域ではないため、全国移動も防げていない。

ASFはすでに広がった京畿では196万頭あまり、忠南では計230万頭あまりの豚を飼育している。両地域の豚をすべて合わせると426万頭あまりで、全国の豚1125万頭あまりの40%にあたる。

李洛淵(イ・ナギョン)首相は休日にも徹底した調査と強力な防疫を続けるように注文した。去る28日に「私たちの防疫体制で見逃したものがあるかもしれない」と警告し、29日には「海洋警察庁の西海5島特別警備隊を訪問し、「海からの流入の可能性もあり、念頭に置かなければならない」と、徹底し防疫と海上警察・農林畜産検疫本部間の協力を強調した。
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