ライドシェア世界最大手の米ウーバー(UBER)が成長鈍化と内部の不満を理由に、マーケティング部門の職員3分の1を削減する予定だと明らかにした。
ブルームバーグなど海外の主要メディアによると、ウーバーの最高経営責任者(CEO)Dara Khosrowshahi氏は29日(現地時間)、従業員宛てのメールを通じてマーケティング部門の従業員を400人ほど削減するという計画を知らせた。ウーバーは6月末基準で世界で約2万5000人の従業員が働いており、マーケティング部門には約1200人が勤務している。
CEOのKhosrowshahi氏は「当社チームの多くは規模が大きすぎて業務の重複を生み、意思決定者が不明確になる状況を招いており、平凡な結果につながりかねない」と削減を決めた理由を説明した。
ウーバーは先月、最高マーケティング責任者(CMO)Rebecca Messina氏の辞任を知らせながらマーケティング、コミュニケーション、政策部門を統合するという計画を明らかにした。CNBCはウーバーのマーケティング職員の削減がこの統合計画の延長線上にあるものとみた。
Khosrowshahi氏は人員削減と関連してブルームバーグに「われわれは早く成長してきたが、鈍化しているという認識がある」とし「構造調整は、企業が拡張するとき、自然に生じることである。ただ、われわれは、この問題を迅速に処理する必要があると見た」という立場を伝えた。
ウーバーは去る5月、ニューヨーク株式市場で大きな期待を集めながら上場したが、長引く赤字と成長見通しの不確実性に株価が低迷する流れを続け、公募価格(45ドル)の水準を回復していない。ウーバーは29日、ニューヨーク証券取引所で1.4%下落した43.88ドルで取引を終えた。
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