1000万ウォン再進入を狙うビットコイン・・・上昇への期待感が高い理由は?

[写真=gettyimagesbank]


ビットコインが1100万ウォン台の再進入を狙っている。最近の急騰による息抜きに入ったものの、上昇の流ははっきりしている。

韓国の仮想通貨取引所ビットサムによると、19日午前10時現在、ビットコインは前日と同様の1095万ウォンで取引されている。

ビットコインは16日午後1100万ウォンを突破し、2018年3月の水準まで上昇した。先月1000万ウォン台を超えた後に上昇の勢いがしばらく停滞したが、再び弾力を受けた様子だ。

専門家らは、米中貿易戦争で中国資本がビットコインなど仮想通貨の買収に加わったことが効を奏したと分析した。中国が米国の関税攻撃を緩和するために人民元の価値を下げ、これをヘッジしようとする需要がビットコインなど仮想通貨に流れて価格が上がったということだ。

実際に、2015年12月と2016年6月にも人民元の価値下落とビットコイン価格の上昇が同時に行われたことがある。

フェイスブックの仮想通貨市場への進出も期待感を高める要素だ。フェイスブックは、独自のコイン「リブラ(Libra)」を広告執行と利用者間の送金サービスおよび決済サービスに使用する計画だ。このため、ビザ・マスターカード・ペイパル(PayPal)・ウーバー・イーベイ・コインベース・ボーダフォンなどのグローバル企業とともに手を取り合った。

グローバル1位の仮想通貨取引所バイナンスが米国進出に向けて米国のユーザーに対する取引支援サービスを中断したことも、ビットコインの上昇に影響を及ぼした。バイナンスのサービス中断にアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の取引が難しくなることが予想され、基軸通貨の役割を果たすビットコインに需要が集中したという説明だ。

それに国際マネーロンダリング防止機構(FATF)が21日、仮想通貨の取り扱い業者に対する詳細規制を出すと予告し、仮想通貨が制度圏に進入する道が開かれるという期待が反映されたものとみられる。

業界関係者は、「ビットコインの上昇に一つの明確な原因があるというよりは、グローバル市場で複合的に作用したことが影響を及ぼしたものとみられる」とし、「ビットコインの国内プレミアムも0%台にとどまって過熱せず海外の相場によって上昇しており、今後市場がさらに活性化するだろう」と述べた。
 
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