コスピ株価、清算価値以下に下落...PBR0.95倍

[資料=韓国取引所提供]


コスピ企業の株価水準が額面価格より低く、清算価値の以下に落ちたことが分かった。ただし、配当利回りは上昇し、米国や日本など主要国と同様のレベルであった。

韓国取引所は1日、2018年の決算財務諸表を反映し、コスピ企業の株価純資産比率(PBR)を算出した結果、0.95倍で一般的に低評価の基準である1倍にも至らないと述べた。

時価総額が大きく下落した一方、資本総計は上昇し、1年前よりPBRが0.2倍下落した。 PBRは株価比株当純資産の比率である。 PBRが1倍未満の場合、時価総額が額面価格(清算価値)にも至らないという意味だ。

取引所は、コスピ純資産(資本総計)が2017年末の1403兆ウォンから昨年末の1485兆ウォンに5.8%増えたが、時価総額は1612兆ウォンから1405兆ウォンに減少し、PBRが下落したと説明した。

世界の主要国と比べても低い水準だ。コスピ市場の代表銘柄で構成され、コスピ200のPBRは1.0倍で、米国(3.4倍)、日本(1.3倍)・イギリス(1.7倍)・フランス(1.6倍)などの先進23カ国の株式市場の代表指数の平均(2.4倍)の半分にも及ばなかった。

中国(1.8倍)・インド(3.1倍)、ブラジル(2.1倍)、台湾(1.8倍)・タイ(2.0倍)など新興国24カ国の平均PBR(1.6倍)よりも低かった。

企業の利益と比較した株価水準を示す株価収益率(PER)もコスピ企業は11.5倍で、1年前に比べて0.5倍落ちた。時価総額は13%減少したが、利益の規模は、2017年末で約133兆ウォンから昨年末122兆ウォンに8%下落した。時価総額の下落幅が利益の下落幅よりも大きくPERが減少した。

PERも主要国よりも低かった。コスピ200企業のPER(10.0倍)は、米国(20.2倍)、日本(12.8倍)などの先進国の平均(17.8倍)よりもずいぶん低く、中国(13.7倍)、インド(23.9倍)など新興国平均(13.1倍)も及ばなかった。

業種別PBRを見ると、全体の17の主要業種のうちユーティリティ(0.36倍)、銀行(0.46倍)、鉄鋼(0.53倍)、自動車(0.69倍)、証券(0.69倍)など10業種のPBRが1未満であった。一方、ヘルスケア(5.01倍)、メディア・エンターテイメント(2.54倍)、半導体(1.90倍)など7業種は1以上であった。

PER基準では、銀行(5.73倍)、エネルギー化学(7.86倍)、建設(8.37倍)、情報技術(8.91倍)、半導体(9.00倍)などが低かったが、ヘルスケア(157.22倍)、メディア・エンターテイメント( 36.81倍)・消費財(22.31倍)・鉄鋼(21.77倍)・必須消費財(20.93倍)などは、高い水準であった。

時価総額上位30個の種目別PBRを見ると、韓国電力(0.26倍)、ハナ金融持株(0.42倍)、ポスコ(0.52倍)などは低く、セルトリオン(10.93倍)、セルトリオン・ヘルスケア(6.70倍)、サムスンバイオロジックス(5.53倍)などは高かった。

種目別PERは、SKハイニックス(3.59倍)、ハナ金融持株(5.07倍)、KB金融持株(6.02倍)などが低く、セルトリオン・ヘルスケア(956.25倍)、セルトリオン(104.70倍)、サムスンバイオ(102.60倍)などは高かった。

コスピ配当利回りは2.0%で、1年前(1.6%)より0.4%ポイント上昇した。業種別にみると、銀行(4.14%)・保険(3.07%)・証券(2.80%)などの金融業種が相対的に配当利回りが高かった。

<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기