鄭義宣(チョン・イソン)現代車副会長が海外法人長会議を終え、中国出張の途についた。
18日、関連業界によると鄭副会長はソウルの現代・起亜車の社屋で開かれた海外法人長会議に出席した後、中国重慶に専用機に乗って出国した。
今回の出張の公式的な目的は19日、開かれる現代車・重慶工場の試験稼動を点検するためだ。 重慶工場は9月頃に竣工予定で、この5月から試験生産に入った。
重慶工場は現代車の5番目の乗用車生産拠点工場で、年産30万台規模だ。 記念式以後、下半期に本格的な生産に突入する計画だ。 重慶工場の完工で、現代起亜車は中国で270万台の生産体系を構築するようになる。
中国西部に位置した重慶工場は重慶市の国家経済開発区域内の187万㎡の敷地に29.3万平方メートル規模で建設された。
現代車は"自動車の需要基盤と中国の東・西部を連結する地理的メリットなどを考慮し、重慶を新規拠点の建設地域に決定した"と明らかにした。
高高度ミサイル防衛システム(THAAD・サード)配置の影響で現代・起亜車の販売台数は中国で半分に落ちた。 上半期の現代・起亜車の中国販売量は昨年同期より46.7%も減少した。
これに現代・起亜車は現状況を「危機」と規定し、対策作りに向けて先月、本社の主導で100人規模「中国市場競争力強化タスクフォース(TF)」を作った。
鄭副会長はこれに先立つ4月に中国へ直接行って現地の生産・販売を点検した。
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