2026. 07. 19 (日)

米・イラン再び報復戦…米軍戦死で8日目の空爆、MOU事実上崩壊

  • イランの攻撃で米軍2名死亡・1名行方不明…米国「IRGC迅速応報」

  • ハメネイ「米大統領の署名に価値なし」…MOU義務履行中断

  • 休戦1ヶ月間原油最大60億ドル輸出…長期戦に耐える弾薬確保

18日現地時間、クウェートのアフマディ州の石油施設近くで煙が上がる様子が衛星写真に捉えられた。写真=ロイター/聯合ニュース
18日(現地時間)クウェートアフマディ州の石油施設近くで煙が上がっている。 [写真=ロイター/聯合ニュース]
米国とイランの対立が米軍の戦死者発生を契機に最高潮に達している。ヨルダンに駐留する米軍2名が死亡したため、米国は8日間にわたり対イラン空爆を続け、即座に報復に出た。イランも休戦合意(MOU)に基づく義務履行を中断し、追加攻撃を予告した。

米軍中央司令部は18日(現地時間)、「ドナルド・トランプ大統領の指示により、イランを対象とした新たな空爆を開始した」と発表した。

中央司令部は今回の空爆について、「イランの軍事能力を弱体化させ、ヨルダンに駐留する米軍を攻撃したイスラム革命防衛隊(IRGC)を迅速に報復するためのものである」と説明した。

前日17日、ヨルダンでイランの弾道ミサイルとドローン攻撃を防御していた米軍2名が死亡し、1名が行方不明となった。他の米軍4名も病院に搬送された後、退院した。今回の死亡により、2月末の戦争勃発以来、死亡した米軍は16名に達し、420名以上が負傷した。

米国の報復空爆はイラン南部各地に拡大した。19日未明、ホルムズ海峡近くのシリクや内陸都市ハザバード、ケシュム島などが相次いで攻撃された。バンダルアッバースでも爆発音が聞こえ、フーゼスタン州シャデガン近郊も空爆を受けたと伝えられている。

休戦のための交渉も事実上中断の危機に直面している。米国との実務交渉に参加しているイラン側代表のカゼム・ガリババディ外務次官は、「米国が合意を繰り返し違反した」とし、「MOUに基づくイランの義務履行を中断する」と述べた。

アヤトラ・セイエド・モズタバ・ハメネイイラン最高指導者も国営テレビを通じて発表した書面声明で、「米国大統領の署名には価値も効力もないことを再度証明した」と主張した。

ハメネイは米国を『大悪魔』と呼び、「イランといわゆる『抵抗戦線』が敵に忘れられない教訓を与えるだろう」と警告した。また、「敵が我々から何らかの弱点の兆候を感知してはならない」と内部の結束を求めた。

イランは休戦期間中に原油輸出を大幅に増加させ、相当な外貨を確保したとされる。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、米国が先月中旬に対イラン海上封鎖を解除した後、約1ヶ月間にイランが輸出した原油は約7000万バレル、50億〜60億ドル(約7兆4500億〜8兆9400億円)規模に達すると推定されている。

この期間に確保した原油販売代金は、経済難に直面するイランが米国と戦争を行う上で一定の助けとなると見られる。



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