2026. 06. 05 (金)

日本国立癌研究センター、癌予防指針を「禁酒」に強化

  • 少量の飲酒も癌リスクを高める研究を反映

  • 男性のBMI推奨上限を27から25に引き下げ

写真=ゲッティイメージバンク
[写真=ゲッティイメージバンク]



日本国立癌研究センターは、癌予防指針における飲酒に関する勧告を「節酒」から「禁酒」に強化した。少量の酒も癌発症リスクを高めるという研究結果が蓄積され、癌予防の観点からは「適度な飲酒」よりも「禁酒」が望ましいというメッセージを明確にしたのである。

読売新聞によると、国立癌研究センターは癌予防方法をまとめた小冊子『科学的根拠に基づく癌予防法5+1』の最新版を3日に発表した。この冊子は、国立癌研究センターを中心とした研究チームが日本人を対象にした研究結果を分析し、癌発症リスクを低下させる生活習慣を提示したものである。

今回の改訂で最も目立つ変化は飲酒に関する勧告である。従来は酒を飲む人に「節酒」を勧めていたが、最新版では「飲酒を控える」という表現に変更された。国立癌研究センターは、日本人を対象にした研究を分析した結果、飲酒が食道癌、肝癌、大腸癌、頭頸部癌のリスクを高めることは確実であり、男性の胃癌と閉経前女性の乳癌も飲酒との関連性がほぼ確実であると評価した。

研究チームは、一部の癌では飲酒量が多いほどリスクが段階的に高まることを説明し、安全と見なせる飲酒量は存在しないと述べた。それに伴い、癌予防の観点からは飲酒をしないことが最も望ましいと強調した。

体重に関する勧告も調整された。国立癌研究センターは、体質量指数(BMI)が高くなるほどリスクが増加する癌があることを反映し、男性の推奨上限を従来の27から25に引き下げた。その結果、男女ともにBMI21~25が望ましい範囲として提示された。ただし、過度に痩せている場合にも癌リスクが高まる可能性があるため、適正体重を維持することが重要であると説明された。

今回の小冊子は、喫煙、飲酒、食生活、身体活動、体重など5つの生活習慣に感染予防を加えた『5+1』方式で構成されている。タバコを吸わず、他人のタバコの煙を避けること、塩分摂取を減らし、野菜や果物を十分に摂取すること、熱い食べ物や飲み物は冷ましてから食べること、日常生活で身体活動を増やすことなどが勧められている。癌を引き起こす可能性のある病原体に対する検査や予防接種も含まれている。

日本では職場の飲み会や日常的な飲酒文化が根強いため、今回の勧告は生活習慣全般に対する意識変革を求めるメッセージとして受け止められている。「少しだけ飲めば大丈夫」という通念とは異なり、国の癌研究機関が癌予防の観点からは「飲まないことが最善」と明確にしたのである。





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