HD現代重工業、次世代イージス艦2番艦の建造に着手

[写真=HD現代重工業]
[写真=HD現代重工業]
 
HD現代重工業が韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)の核心海上戦力となる「次世代イージス駆逐艦(広開土-III Batch-II)2番艦」の本格的な建造に乗り出した。
 
HD現代重工業は4日、蔚山本社で、ハン·ヨンソク副会長をはじめ、防衛事業庁、国防技術品質院関係者などが参加した中、次世代イージス駆逐艦2番艦の着工式を行った。 着工式は艦艇建造の初工程で、船体に使われる鉄板を切断する行事だ。
 
韓国海軍は計3隻の次世代イージス駆逐艦を導入する計画で、HD現代重工業が3隻とも建造を担当した。 先導艦「正祖大王艦」は昨年7月に尹錫悦大統領主管で進水式を行い、2番艦はこの日着工し、最後の3番艦は来年11月に着工する予定だ。
 
HD現代重工業は7600トン(t)級の第1世代イージス駆逐艦である世宗大王級の基本設計を遂行し、3隻の世宗大王級のうち、1番艦「世宗大王艦」と3番艦「リュ·ソンリョン艦」の建造に成功し、それぞれ2008年と2012年に海軍に引き渡したことがある。
 
次世代イージス駆逐艦は全長170メートル、幅21メートル、軽荷トン数8200トン規模で、最大速力30ノット(約55キロ/h)で運航できる。 既存の世宗大王級イージス駆逐艦に比べて弾道弾迎撃能力が追加され、対潜作戦遂行能力が画期的に向上する。
 
主要武装としては艦隊地弾道誘導弾と長距離艦隊共有導弾をはじめ、長距離対潜魚雷と軽魚雷などが搭載され、最新イージス戦闘システム、多機能位相配列レーダー、電子光学追跡装備、統合ソナー体系などを保有することになる。 この他にも1.7メガワット(MW)級推進用電動機2台で構成された燃料節減型補助推進システムを搭載し、燃料を節減できるように設計された。
 
次世代イージス駆逐艦2番艦は来年3月、初のブロックをドックに設置する起工後、進水を経て2025年から試運転を実施し、2026年12月、海軍に引き渡される予定だ。 戦力化されれば、弾道ミサイル探知、追跡、迎撃を含め、多様な脅威に対応することができ、韓国海洋守護の核心的な役割を果たすものと期待される。
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