MZ世代の好みに人気急上昇中のウイスキー…ワインの売り上げ↓

[写真=聯合ニュース]


MZ世代(1980年〜1990年代前半生まれ)が酒類市場の「大手」として位置づけられ、彼らの好みにより酒類業界の勢力図が変わっている。

ウイスキーの国内(韓国)輸入量が過去最大記録を塗り替えて全盛期を続けている反面、コロナパンデミック以後人気を集めたワインは停滞期に陥った。国内主要酒類輸入会社がワインの代わりにウイスキーラインナップを強化したり、酒類と合う外食事業の拡大に力を入れているのもこのためだ。

25日、関税庁輸出入貿易統計によると、今年5月基準のスコッチ・バーボン・ライなど国内ウイスキー輸入量は昨年同期(9065トン)より約56%増加した1万4169トンと集計された。これは関連統計がある2000年以後5月基準で過去最高値だ。

特に2003年(1万1822トン)の最大輸入量を20年ぶりに更新した記録だ。

輸入額も過去最高水準だ。今年5月基準で1億955万ドル規模のウイスキーが輸入され、昨年同期(9779万ドル)より12%増加した。

コロナパンデミック以後、上昇傾向を見せているウイスキーは最近「ハイボールトレンド」で新しい全盛期を迎えている。

蒸留酒とソーダ水を混ぜて作るハイボールは清涼感が特徴だ。自分の好みによって直接カクテルを作るミクソロジー(Mixology)文化が広がり、ハイボールに対する消費者の関心が高まった。その上、ウイスキーといえば「高級酒」という先入観から脱皮し、負担にならない価格であるというのもMZ世代を魅了している。

ウイスキーメーカーやコンビニなどの流通チャンネルでも、各種ハイボール専用パッケージを発売するなど、ハイボールトレンドをマーケティングに積極的に活用している。

ワインの場合、輸入量が5月基準で2万6176トンで昨年同期(2万9532トン)より約11%減少し、輸入額も2億2835万ドルで前年同期(2億5108万ドル)比約9%減少した。

ワイン市場が低迷し、主要ワイン輸入会社はむしろウイスキーの輸入を強化し、ポートフォリオを多角化している。

新世界L&Bは「エヴァンウィリアムズ」と「松井」ウィスキーのラインナップを引き続き拡大しており、ウイスキー市場攻略を強化するために済州島産ウイスキー発売を準備中だ。このため特許庁に済州ウイスキー、眈羅(タムラ)ウイスキーなどの商標を登録しており、日本のハイボール製品「ナナハイボール」の発売を控えている。

クムヤンインターナショナルは年明けにバーボンウイスキー「オールド ヴァージニア」を披露し、アヨンFBCも先月フレンチシングルモルトウイスキー「ブレン(BRENNE)」を発売した。

アヨンFBCが運営するリテールショップのワインナラが聖水店、市庁店、新龍山店をそれぞれオープンするなど運営店舗を10ヵ所に増やした。

酒類業界の関係者は「コロナ禍以後、MZ世代の消費力が酒類市場が及ぼす影響力が拡大した」とし「ハイボールの人気がいつまで続くかによってウイスキーの全盛期が左右されるだろう」と見通した。
 

[写真=亜洲経済]


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