昨年、韓国の輸出企業数が3年ぶりに再び増加した。しかし、大企業の輸出増加傾向が中小企業の6倍以上に増え、貿易集中度が拡大したことが分かった。輸出企業の規模別二極化が深化している。
23日、統計庁が発表した「2022年の企業特性別貿易統計(暫定)結果」によると、昨年韓国の輸出企業は9万5015社で前年比0.4%増加した。韓国の国内輸出企業が3年ぶりに再びプラスに転換したのだ。
昨年、大企業の輸出企業数は932社で前年比0.4%増加し、中小企業の輸出企業も9万1865社0.5%増加した。ただ、中堅企業の輸出企業数は2218社で、前年比1.8%減少した。
大企業の場合、その他産業(2.1%)、卸小売業(0.8%)で輸出企業数が前年比増加し、中小企業でもその他産業(3.0%)、卸小売業(1.4%)の輸出企業数が増加した。一方、中堅企業では卸・小売業(-2.9%)と鉱製操業(-1.5%)で輸出企業数の減少傾向が目立った。
昨年の輸出額は前年比6.1%増の6821億ドルで、過去最大を更新した。企業の規模別では大企業の輸出額は4447億ドルで、前年(4194億ドル)より6.0%増えた。中堅企業の輸出額は前年(1109億ドル)より11.8%増の1240億ドルを記録した。しかし、中小企業は1133億ドルで前年(1128億ドル)より0.5%増にとどまり、輸出額の増加傾向が大企業の6分の1にも及ばなかった。
このため、輸出額の割合で算定した大企業の貿易集中度は前年よりさらに目立っている。貿易集中度は輸出入企業のうち上位10大または100大企業が全体輸出入で占める程度を意味する。
昨年、国内輸出額上位10社の貿易集中度は35.6%となり、前年(35.5%)より0.1%ポイント高くなった。上位100社と1000社の貿易集中度はそれぞれ66.1%、84.4%で0.9%ポイント、0.8%ポイント上昇した。
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