韓国、1月1~10日の輸出0.9%↓・・・貿易赤字63億ドル

[写真=亜洲経済]


韓国の1月1~10日の輸出が前年同期比0.9%減少し、昨年に続き輸出不振が新年にも続いている。主力品目である半導体が2桁減少を記録した中、家電と鉄鋼も大幅な減少を示した。

輸出より輸入が多い貿易赤字の状況も依然として続いている。3大エネルギー源である石油やガスの輸入は減少したものの、石炭は大幅に増えた。また、無線通信機器と乗用車の輸入も2桁の増加を示した。

関税庁は11日、1月1~10日の輸出額(通関基準暫定値)は138億6200万ドルを記録し、昨年同期より0.9%減少したと明らかにした。

同期間の操業日数は7.5日であり、昨年同期(6.5日)より1日多かった。操業日数を考慮した一日平均輸出額は14.1%減り、減少幅がさらに拡大した。

輸出は昨年10月から減少に転じて以来、先月まで3ヵ月連続で減少した。

主要品目別に今月10日まで半導体は1年前より29.5%輸出が減少した。半導体の輸出は昨年8月以降5ヵ月連続で減少し、減少率も毎月大きくなっている。

このほか、家電製品(-54.4)、鉄鋼製品(-12.8%)なども輸出が減少した。一方、乗用車(51.7%)、無線通信機器(43.5%)などは増加した。

国別では最大交易国である中国への輸出が23.7%急減した。昨年、最大の貿易黒字国であるベトナム(-5.1%)も輸出が減少し、シンガポール(-25.2%)、台湾(-23%)なども減少した。米国(17.6%)、欧州連合(21.8%)などは輸出が増えた。

同期間、輸入額は201億3400万ドルで6.3%増加した。主要品目別では半導体(9.5%)、石炭(26.0%)、機械類(28.5%)などの輸入額が増え、原油(-6.5%)、ガス(-12.9%)などは減少した。

国別には中国(16.1%)、米国(2.8%)、EU(17.3%)などは増え、日本(-7.1%)、サウジアラビア(-16.1%)、マレーシア(-12.7%)などは減少した。

今月1~10日の貿易収支は62億7200万ドルの赤字を記録した。昨年同期(49億5400万ドル)と前月同期(49億8400万ドル)より赤字規模が大きかった。

昨年4月から続いた貿易赤字基調が今月上旬まで続き、10ヵ月連続で貿易赤字を記録する可能性が高くなった。10ヶ月連続の貿易赤字は1995年1月~1997年5月以後25年間なかった。

韓国は昨年472億ドルの貿易赤字を記録し、グローバル金融危機当時の2008年以降、14年ぶりの赤字となった。
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