ロッテケミカル、業界初の「廃プラスチック熱分解ナフサ」活用製品生産

[ロッテケミカル、業界初の「廃プラスチック熱分解ナフサ」活用製品生産]


 
ロッテケミカルの廃プラスチックリサイクル事業が本軌道に乗った。
 
ロッテケミカルは韓国業界で初めて廃プラスチックで作った熱分解油基盤のナフサを活用し、石油化学製品を商業生産したと28日、明かにした。
 
今回生産した製品はポリカーボネート(Polycarbonate)で、衝撃に強く耐熱度と透明性が高く、電気·電子·家電製品および自動車ヘッドランプなどに適用される高付加合成樹脂だ。
 
廃プラスチック熱分解油はビニールなど捨てられたプラスチックを高温で加熱して得られる油だ。 不純物を除去した後処理段階を経て、ナフサ、軽油などにリサイクルが可能だ。 この過程を経て得たナフサを石油化学工程に投入すれば、プラスチック原料を生産することができる。 既存に焼却していた廃プラスチックをリサイクルし、石油化学製品の原料として使用できるという点で、プラスチック純環境剤構築のための核心技術として注目されている。
 
ロッテケミカルは今年8月、現代オイルバンクから廃プラスチック熱分解ナフサの供給を受け、麗水工場内のナフサ分解施設(NCC、Naphtha Cracking Center)に投入し、生産された製品は9月末、顧客会社に「ICC PLUS(International Sustainability & Carbon Certification PLUS)」エコ認証確認書と共に供給する予定だ。
 
ISCC PLUS認証は欧州連合(EU)の再生エネルギー政策基準として製品生産過程全般にわたりエコ原料が使われたことを国際的に認証する制度だ。 ロッテケミカルは今年7月、廃プラスチック基盤の熱分解ナフサを原料に生産したPCなど合成樹脂7製品群に対し、ISCC PLUS認証を取得している。 今後、廃プラスチック熱分解ナフサを活用した製品生産を増やし、グローバル顧客会社を対象に販路を広げていく計画だ。
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