生産者物価、14カ月ぶりに鎮静化・・・昨年の上昇率、ここ10年間で「最高」

[写真=聯合ニュース]


うなぎのぼりに上昇した国内生産者物価指数が14ヵ月ぶりに落ち着きを取り戻した。ただ、昨年1年間の生産者物価指数の上昇率は6.4%ポイント上昇し、10年ぶりの最高値を記録した。

韓国銀行が20日に発表した「2021年12月の生産者物価指数」によると、先月の生産者物価指数は113.22(2015=100)であり、前月比で横ばいとなった。これは今年11月まで13カ月連続して上昇傾向が続いていたのがやっと止まったわけだ。前年同月比では9%ポイント上昇した。

このような生産者物価指数には、工業製品の価格引き下げが影響を及ぼした。実際、工業製品は石炭および石油製品(-6.7%)と化学製品(-0.6%)物価が下がり、前月比0.5%下落した。工業製品価格は前月比基準で1年7ヵ月ぶりに下落に転じたのだ。

一方、電力・ガス・水道と廃棄物はガス、蒸気温水の物価上昇(5.2%↑)で前月比1.6%上昇した。農林水産品も農産物(5.2%)や水産物(1.8%)などが値上がりし、前月比2.6%上昇した。サービスも飲食店や宿泊(1%↑)、運送サービス(0.5%↑)などが上昇し、0.3%上方修正された。

特殊分類別には、食料品価格が前月比1.4%上昇し、生鮮食品価格の上昇傾向は9.0%水準で目立った。一方、エネルギー物価は前月比1.5%下落した。ITも前月比小幅(-0.1%)下落した。

一方、集計結果によると、2021年の1年間の生産者物価指数は1年前より6.4%上昇した。これは11年の6.7%上昇後、10年ぶりの最高の上昇率だ。

物価変動を生産段階別に測定した国内供給物価指数も前月と同じ水準を示した。前年同月比では15.2%上昇し、増加幅は鈍化した。中間財は小幅に下落(-0.1%)したが、最終財は前月水準を維持し、横ばいを記録した。輸出を含め、国内生産品の全般的な価格変動を示した総算出物価指数の場合、工業製品を中心に前月比0.2%下落した。

ただ、2021年の1年間の国内供給物価指数と総算出物価指数は、前年比それぞれ8.6%ポイントと8.0%ポイント上昇した。特に国内供給物価指数は2008年以降、13年ぶりの最高上昇率を記録した。総算出物価指数は2年連続下落した後、上昇転換した。
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