11月の生産者物価指数、再び上昇・・・「原材料価格の上昇影響」

[資料=韓国銀行]


原材料価格が上昇しており、韓国の国内生産者物価指数が13ヵ月連続上昇して史上最高値を更新した。

21日、韓国銀行が発表した「2021年11月生産者物価指数」によると、先月の生産者物価指数は112.99(2015=100)となり、前月比0.5%上昇した。これは13ヵ月連続で上昇したもので、関連統計を取り始めて以来、最高値を更新したものだ。前年同月比でも9.6%上昇し、11ヵ月連続の上昇となった。

このような物価上昇の勢いは、原材料価格の上昇により、工業製品価格にも影響を及ぼしたためとみられる。実際、工業製品は石炭や石油製品(3.8%)、化学製品(0.7%)物価が上昇し、前月より0.5%上昇した。電力・ガス・水道および廃棄物も、電力・ガスおよび蒸気もやはり都市ガスが上昇して前月比1.8%上昇した。

農林水産品は農産物などが値上がりし、前月比1.5%上昇した。サービスも運送サービスなどが上昇し、0.2%上向き調整された。ただ、飲食店や宿泊、金融や保険などはそれぞれ0.1%ポイント下落した。

特殊分類別に見ると、食料品価格が前月対比0.8%上昇し、生鮮食品価格の上昇傾向が4.7%水準で目立った。エネルギーも前月比3.6%上昇した。一方、ITは前月比小幅(-0.1%)下落した。

物価変動を生産段階別に測定した国内供給物価指数は、前月比1.2%上昇した。前年同月対比では15.9%上昇し、前月対比増加幅が大きくなった。中間材を中心に上昇した前月とは異なり、11月は原材料価格が6.3%上昇した。国内出荷と輸入がいずれも上昇したことによるものだ。

輸出を含め、国内生産品の全般的な価格変動を示した総算出物価指数は、工業製品を中心に前月比0.4%上昇した。前年同月比では13.4%上昇した。

ただ、10月の最高上昇幅は来月にはやや鈍化する見通しだ。韓国銀行のチェ・ジンマン経済統計局物価統計チーム長は「国際原油価格と原材料価格の上昇傾向が11月に入って相当鈍化し、11月には生産者物価指数の上昇傾向もこうした推移によって多少縮小するのではないかと思う」と予想した。
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