第3四半期の食品物価5%↑・・・OECD34カ国中4位

[写真=聯合ニュース]


食料品の物価上昇の勢いが強い。韓国の今年第3四半期(7~9月)の食料品および非主流飲料の物価は昨年同期より5.0%上昇した。経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で4番目に高い上昇率だ。

5日、統計庁とOECDによると、韓国の第3四半期の消費者物価上昇率は1年前より2.6%上昇した。四半期基準で2012年第1四半期(3.0%)以後、9年ぶりの最高上昇率だ。OECD34ヵ国の中でベルギーと同じ20位で相対的に低い水準だった。国際原油価格の上昇と供給網への支障、経済活動の再開などで世界の物価上昇傾向が複合的に作用したためと分析される。

ただし、食料品と非主流飲料の物価は大幅に上昇し、上位を占めた。第3四半期の韓国(5.0%)より食料品・非酒類飲料物価上昇率が高い国は34カ国のうちコロンビア(11.2%)、オーストラリア(10.6%)、メキシコ(8.0%)が唯一だ。

今年第3四半期の価格が特に上昇した品目は卵(51.6%)、梨(45.2%)、リンゴ(34.6%)、ニンニク(28.1%)、豚肉(12.4%)、ほうれん草(10.6%)、きのこ(9.2%)、鶏肉(7.9%)、韓国産牛肉(7.7%)、輸入牛肉(7.3%)、ハム・ベーコン(7.0%)、パン(5.9%)などだった。

さらに、食料品と非主流飲料の物価は7期連続で上昇している。昨年第1四半期(-1.7%)、第2四半期(-2.5%)、第3四半期(-6.4%)、第4四半期(-7.1%)、今年第1四半期(-8.2%)、第2四半期(-7.3%)、第3四半期(-5.0%)など7四半期連続の上昇を続けている。

特に11月の加工食品物価は3.5%、農・畜・水産物は7.6%上昇し、全体の食卓物価も6.1%上昇した。11月の消費者物価上昇率は9年11ヵ月ぶりに最も高い3.7%を記録した。このうち、食料品や非酒類飲料への貢献度は0.89%に達した。

政府は年末に物価上昇を抑えるため、従来の物価対応体系を拡大・改編した「分野別物価省庁責任制」を今月から施行する。企画財政部のイ・オクウォン第1次官は3日、物価関係次官会議で「分野別の総合的な物価安定策については物価関係次官会議と非常経済中央対策本部会議を開き、関係省庁が定期的に点検して履行していく」と述べた。
 
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