外国人、韓国の株を1.5兆ウォン売りさばいた・・・1ヵ月で純流出に転じ

[写真=聯合ニュース(韓国銀行)]


先月、外国人投資家の株式資金が1ヵ月ぶりに純流出に転じた。債券市場の純流入規模も減り、全体外国人の株式投資資金も3ヵ月ぶりに純流出に変わった。

韓国銀行が11日に発表した「8月以降の国際金融・外国為替市場動向」によると、先月の外国人株式投資資金は8億9000万ドルが純流出した。8月末のウォン・ドルレート(1187.8)で計算すると、1兆571億ウォン程度を売りさばいたわけだ。

これに先立ち、外国人の株式市場は新型コロナウイルス感染症(コロナ19)事態が広がり始めた今年3月、過去最大の純流出規模である110億4000万ドルを記録した。純流出規模は、4月に43億2000万ドル、5月に32億7000万ドル、6月に4億4000万ドルへと減少したが、7月には企業業績改善への期待感などに支えられ、純流入に転じた。

1ヵ月ぶりに再び純流出に転じたことについて韓銀側は、一部業種に対する差益実現の影響だと 分析した。

韓国の債券市場は純流入が続いた。先月、国内の外国人債券投資資金は6億7000万ドルが新たに流入し、8ヵ月連続して純流入が続いた。ただ、規模そのものは大きく減少した。差益取引の誘引弱化などで、民間資金を中心に流入規模が縮小した。

韓国国債(外国為替平衡基金債)5年物の信用不渡りスワップ(CDS)プレミアムは、先月平均22bp(1bp=0.01%ポイント)だった。コロナ19が拡大する前の2月(26bp)より低い数値だ。前月に比べても3bp下落した。

CDSは債券を発行した国や企業が不渡りを出した時、損失を補償する一種の保険性格の金融派生商品だ。CDSプレミアムが持続的に下落しているというのは、国内銀行の外貨借り入れ環境が改善されていることを意味する。

外国為替市場で8月末のウォン・ドル為替レートは1187.8ウォンで、前月(3.5ウォン)比3.5ウォン下がった。ウォン・ドル為替レートは国内外のコロナ19関連ニュースや米中対立の展開様相、米ドルの動きなどの影響を受け、比較的狭い範囲内で騰落する様相を見せた。

8月中の国内銀行間の市場の一日平均為替取引規模は240億1000万ドルを記録し、前月(263億2000万ドル)より23億1000万ドルが減少した。主にウォン・ドル現物為替(-10億3000万ドル)および外国為替スワップ(-13億6000万ドル)取引規模の減少に起因したものだ。
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