[GGGF2020] チャ・サンギュン院長「アンビエントAI時代・・・ソフトウェア専門家を養成すべき」

[写真=亜洲経済 ユ・デギル記者 dbeorlf123@ajunews.com(10日、GGGFでソウル大学のチャ・サンギュン データサイエンス大学院長が「新型コロナの転換点、生態系の変化は予告された」というテーマで発表している)]


「アンビエントAI(人工知能)という新しいパラダイムがやってくる。」

ソウル大学のチャ・サンギュン データサイエンス大学院長は10日、ソウル中区のザ・プラザホテルで『スモールチェンジ・ディープインパクト、AB-norma時代の到来』というテーマで開かれた『第12回Good Growth Global Forum(GGGF)』の二日目の講演で、このように強調した。

チャ院長は「AI半導体が安く製造され、空気のようにAIに接するようになる『アンビエントAI時代』を準備しなければならない」とし「どのように準備し、協業をするかによって有用で面白い研究がたくさんできるだろう」と発表した。

チャ院長はビッグデータ分野の世界的な権威者だ。彼はソウル大学の電気工学科を卒業し、米スタンフォード大学で電気コンピューター工学博士を取得した。現在は、今年3月に開校したソウル大学のデータサイエンス大学院の初代院長を務めている。

チャ院長、韓国の閉鎖的なAI生態系と政策などを変え、人材を積極的に育成しなければならないと主張している。現在、ソウル大学データサイエンス大学院では、AIソフトウェアエンジニアの育成などを行い、政府と多様なAIプロジェクトを推進するために準備中だ。

特に彼は「ソウル大学大学院はデータサイエンスだけでなく、特定問題を解決できるソリューションを作るために多様な学生を選んでいる」とし「大学院に来る前に多様な分野の特定知識を持ってこそ、これを解決できる能力と問題解決に主導的な役割をすることができる」と強調した。

続けて「グーグルはクラウドだけでなく、エッジまで支配を準備している。グーグルのAI開発用オープンソースである『テンソルフロー(TensorFlow)』を通じて簡単にソフトウェアを作り出すことができる」とし「韓国はAIチップも作るが、アプリケーションソフトウェアを作らなければならないため、ソウル大学の大学院は『アンビエントAIプロジェクト』を開始したと説明した。

また「大学院生がグーグルのテンソルフローを通じて3週間でマスクディテクションするプログラムを作り出した」とし「AIソフトウェアの活用度が多いだけに、差別された方向に進まなければならない」と付け加えた。

彼がアンビエントAI時代の重要性を強調するのは、AI半導体が安価で市中に流通し、膨大なデータが出てくると予測するからだ。

実際、グーグルやエンビディアなどは1個当たりの価格が100ドル台でAIプログラムを開発できる小型機器を発売している。グーグルが昨年3月に開発したコーラルAIは、開発価格が150ドル(約18万ウォン)で、自社開発のAIチップ(TPU)が搭載された。コーラルAIを活用すれば、クラウドやデータセンタのように中央サーバでデータを処理することなくAI基盤のプログラムを作ることができる。

チャ院長は「グーグルが作ったコーラルAIはとても小さなコンピューターだと言えるが、このチップの商用化価格は50ドルにすぎない」とし「今後、すべての機械に特定のデータを分析できるチップが入り、そのデータをどう分析して活用するかが重要になった」と述べた。

さらに「現在のブラックボックスは単純に録画するだけだが、これにAIプログラムを入れればほしいデータだけを抽出することができる」とし「AIを活用すれば、人が座っているのか踊っているのか状態を分析するなど日常で有用なデータをたくさん得ることができる」と付け加えた。

チャ院長は「アンビエントAI時代は新しいパラダイムで病院やスマートシティ、スマートファームなど現場で多く活用できる」とし「多様な分野とデバイスなどで協業し、研究すれば『ブレイクスルーリサーチ』を作り出すことができるだろう」と期待した。
 
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기