ポスコケミカル、バッテリー事業の拡大…陽極材に3000億ウォン投資

[ポスコケミカル、バッテリー事業の拡大…陽極材に3000億ウォン投資]



ポスコケミカルが次世代バッテリー素材であるNCMA(ニッケル・コバルト・マンガン・アルミ)陽極材に対する投資を拡大し、バッテリー事業に速度を出す。

ポスコケミカルは5日に理事会を開き、2895億ウォンを投資して陽極材の光陽(クァンヤン)工場に年産3万t規模のNCMA陽極材の生産ラインを増設することに議決した。

今回の決定は陽極材の光陽工場の3段階拡張に向けたもので、9月に工事を開始し、2022年から本格的に稼動される予定だ。

増設が完了されれば、ポスコケミカルの陽極材の生産能力は既存の年産4万tを含め、7万tに拡大される。 陽極材の7万tは60kWh級の電気車バッテリー84万台あまりに使える量だ。

ポスコケミカルは2018年8月から光陽のユルチョン産業団地にサッカー競技場20つの大きさである16万5203平方メートル面積のハイニッケル陽極材工場を段階的に造成してきた。 5月、2段階の生産ラインを拡張・竣工したのに続き、3ヵ月ぶりに再び増設を決定したのだ。

ポスコケミカルの関係者は"今回の投資は急成長するグローバル電気車市場で機会を先取りし、安定的な供給基盤を拡充し、増えている顧客社の需要に適時に対応しようとする次元"と説明した。

ポスコケミカルが今回に生産能力を拡大するNCMA陽極材は1回の充電時に500キロ以上走行できる3世代電気自動車バッテリーに活用される。

従来のハイニッケルNCM(ニッケル・コバルト・マンガン)陽極材にアルミ(Al)を添加して製造したもので、電気自動車の走行距離を増やすために必要な大容量バッテリーを具現するとともに、安全性や出力を高め、価格は引き下げられる素材だ。

ポスコケミカルは今後、次世代素材の先行開発と持続的な投資を通じ、グループレベルでの成長動力である二次電池素材事業を2030年までに世界市場シェア20%、年間売上22兆ウォン以上の規模に拡大するという計画だ。
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