[コロナ19] 防疫当局、相次ぐ集団感染に超緊張

  • 一日の新規感染者、3日ぶりに再び50人台へ

  • 軍隊でも一日で4人追加感染

[写真=聯合ニュース]


新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の拡散傾向が尋常ではない。首都圏を中心にコロナ19の集団感染が続き、一日の新規確認者が3日ぶりに再び50人台に増えた。

特にソウル梨泰院(イテウォン)クラブ、コインカラオケボックスの集団感染など、若年層を中心に広がっていた感染が、最近になって地域社会の老人まで連鎖的に発生し、死者が300人を超えるという憂慮が出ている。

疾病管理本部中央防疫対策本部は10日午前0時基準でコロナ19の感染者が前日より50人増えた計1万1902人だと明らかにした。

今月初めの一日の新規確認者数は30~40人台を維持していたが、6日に51人、7日に57人へと2日間50人台に増えた。その後、8~9日には30人台に減少したが、卓球場と健康用品訪問販売業者関連の感染者が追加で発生し、再び50人台に増えた。

ソウル陽川区(ヤンチョング)の卓球場で発生した集団感染は、京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)のクンナム教会を経て光明(クァンミョン)オルシン(高齢者)保護センターへと3次感染にと広がり、ソウル冠岳区(クァンアクグ)の健康用品訪問販売会社リッチウェイ関連の集団感染は、九老区(クログ)の中国同胞教会のシムト(憩いの場)などへと広がった。

問題は高齢感染者の急増だ。最近4週間の新規感染者を週単位で分析すると、先月10~16日に発生した新規確認者197人のうち65歳以上の患者は8人(4.1%)に過ぎなかったが、24~30日に発生した276人のうち25人(9.1%)、31日から今月6日までは278人のうち74人(26.6%)が高齢者だった。

韓国のコロナ19致命率は平均2.32%だが、高齢層ほど急速に高まり、60代が2.58%、70代は10.36%、80歳以上は26.25%に達する。現在までの公式死者は276人だ。このうち60代以上が256人で、全体死者の92.7%を占めている。

軍隊もコロナ19感染者が増加している。この日1日だけで4人が追加された。

国防部によると、旧機務司令部である軍事安保支援司令部(安保司)でコロナ19の2次感染者4人が発生した。安保司内のコロナ19感染者は、A少佐が前日感染判定を受けたのに続き、計5人に増えた。

安保司関連の感染者発生により、10日午前10時現在、軍内のコロナ19の追加感染者は計58人(管理中17人、完治41人)だ。

休暇を終えて江原道(カンウォンド)鉄原(チョルウォン)地域の軍部隊に復帰した陸軍某部隊所属将兵1人が先月29日、コロナ19感染判定を受けた。先月2日に発生した梨泰院クラブ発の影響で国軍サイバー作戦司令部で9人、陸軍地上作戦司令部で2人、計11人のコロナ19感染者が発生した。

集団感染がが相次ぎ、防疫当局は緊張している。

中央防疫対策本部のチョン・ウンギョン本部長は定例ブリーフィングで「高齢感染者が増えており、重症患者が増加している」とし「最近、死者も3人発生しており、高齢層では特別な注意が必要だ」と強調した。

続いて「65歳以上の方たちは窓がなかったり、換気ができないような密閉された場所での集まりには行かないでほしい」とし、「やむを得ず参加してもマスクを着用せず食事や歌を歌うような行動は自制し、手洗いなどを随時徹底してほしい」と呼びかけた。

また「電話診療などを通じて定期診療を受け、薬の服用を徹底的に行い、病院を訪問する際はマスクを着用するなど慢性疾患に対する治療をきちんと行うことを要請する」と付け加えた。

一方、散発的な集団発症の事例も引き続き発生している。京畿道仁川市弥鄒忽区(ミチュホルク)では、小学生と中学生それぞれ1人を含む一家5人が感染判定を受け、防疫当局が疫学調査を進めている。ソウル江西区(カンソグ)所在のコールセンターと関連しても4人の感染者が追加された。

特に、前日は浪人生370人が通う江南テソン学院(松坡)の給食室で働く20代男性の調理補助員A氏がコロナ19感染判定を受けた。幸いに受講生と講師など471人を全数検査した結果、すべて陰性であることが確認された。
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