LG電子のプレミアムフォン「V60シンキュー」、破格価格を挙げて20日に北米上陸

[LG電子のプレミアムフォン「V60シンキュー」、破格価格を挙げて20日に北米上陸]



LG電子が20日、上半期プレミアムスマートフォン「V60シンキュー」を北米市場に発売する。 100万ウォン(約7万7000円)前半の破格的な価格と着脱型スクリーンアクセサリー「デュアルスクリーン」を通じたマルチタスキング能力を武器に、現地の第5世代移動通信(5G)市場攻略に拍車をかける計画だ。

17日、関連業界によると、LG電子は今月中旬から米モバイル通信会社を通じてV60シンキューを現地市場に披露する予定だ。 AT&TとTモバイルは20日、899ドル(約111万ウォン)でV60シンキューを発売する。 Tモバイルの場合、デュアルスクリーンを除いた端末機本体だけ799ドルで別途に購入できる。

米国最大の移動通信会社のベライゾンはミリメートル波対応モデル「V60シンキュー5G UW(Ultra Wideband)」を単独で販売する。 ミリメートル波は24-40㎓の超高周波帯域で、6㎓の中帯域を利用する時より速い速度を誇る。 デュアルスクリーン付きのパッケージ価格は949ドルだ。 26日から予約販売を開始し、正式発売は来月2日だ。

V60シンキューは先月27日、初めて公開された。 8K映像の撮影支援、4つの内蔵マイクを利用した3次元サウンドの具現など5G環境に最適化したのが特徴だ。 LG電子のイ・ヨンモMC事業本部長(副社長)の就任以来、初めて発売するプレミアム製品であるだけに、今年の事業方向のバロメーターになるものと期待されている。

業界ではV60シンキューの出庫価格が当初の予想よりはるかに低い水準で策定されたと評価する。 ライバル会社のサムスン電子の「ギャラクシーS20ウルトラ」モデルが1399ドルで販売されているのと比べると、30%以上安い。 昨年発売された前作「V50シンキュー」の出庫価格である1152ドルに比べても20%以上低い。

米国の移動通信業界は、昨年の商用化に続き、今年は全面的に5Gサービスを拡大するものと見られる。 3、4位の事業者であるTモバイルとスプリントの合併による市場構図の再編によって、いつになく熾烈な加入者誘致競争が繰り広げられるものと見られる。

これに歩調を合わせ、LG電子も市場攻略に拍車をかける方針だ。 有名ラッパーのエミネムの新曲ミュージックビデオにV60シンキューを協賛するなどマーケティングも攻撃的に進めている。

ファーウェイに対する米政府の制裁が続いていることもLG電子には好材料だ。 5Gスマートフォン市場でサムスン電子と2強構図を形成しているファーウェイの足元が見られ、北米地域でのシェアをさらに広げる機会を迎えたのだ。 市場調査会社のカウンターポイント・リサーチによると、LG電子は昨年のグローバル5Gスマートフォン市場で10%、米国市場では15%のシェアを記録した。

LG電子の関係者は"米国で本格的に5G市場が開花するため、現地の移動通信社とともに積極的なプロモーションに乗り出している"と述べた。 欧州やアジアの主要国でも順次発売する計画だ。

国内ではV60シンキューを発売いない。 ツートラック戦略に従い、国内市場では今年5月ごろ、「G9シンキュー(仮称)」を披露する。 「マスプレミアム」を標榜したG9シンキューは80万ウォン(約7万7000円)台の価格で発売される。
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