デュアルスクリーンの反応は良かったけど…LG電子、昨年のスマートフォン出荷量30%減少

[デュアルスクリーンの反応は良かったけど…LG電子、昨年のスマートフォン出荷量30%減少]



LG電子が昨年、デュアルスクリーンを前面に押し出し、攻撃的なマーケティングをしたが、出荷量が1年前より30%減少したものと推定された。 海外出荷量の大半を占める中低価格製品の競争力確保が欠かせないという分析だ。

5日、証券業界などによると、LG電子の2019年のスマートフォン出荷量は2900万台水準で、前年比28%減ったものと推算される。

市場調査会社のカウンターポイント・リサーチの資料もこれを裏付ける。 LG電子の昨年1∼3四半期のスマートフォン出荷量は2200万台だ。 4四半期も700万台前後を出荷したものと予測された。 これは2018年の年間出荷量4080万台に比べ、1000万台以上減った数値だ。

サムスン電子が昨年、グローバルスマートフォン市場で2018年20.3%(2億9130万台)より占有率と出荷量ともに増加したものと試算されることと対照される。

LG電子は昨年5世代移動通信(5G)スマートフォン「V50シンキュー」、「V50Sシンキュー」とともに、脱着型ディスプレイ「デュアルスクリーン」を披露していい反応を得た。 ただ、海外出荷量の大半を占める中低価格ラインアップで価格競争力を確保できなかった。

これによってLG電子でスマートフォンを担当するMC事業本部の昨年の累積売上は6兆ウォン台前半で、前年比20%以上減少し、営業損失は9600億ウォン台で、1年前より深刻化したものと予想される。

業界関係者は“サムスン電子の場合、中級型、普及型ラインアップを昨年強化し、販売台数だけでなく、収益性まで改善している状況だ”とし、“グローバル市場で生き残るためには中低価格ラインアップで競争力確保が欠かせない”と伝えた。

LG電子は製造者開発生産(ODM)量の拡大を通じ、コスト削減に乗り出す計画だ。 ベトナム工場の移転効果が本格化すれば、収益性の改善にも役立つものと見られる。

さらに今年、本格開花する5G市場を積極的に攻略する方針だ。 次期フラッグシップスマートフォン「V60シンキュー」にデュアルスクリーンを採択するものと伝えられている。 V60シンキューは2月、スペイン・バルセロナで開かれる「MWC 2020」で公開され、3月に発売される予定だ。
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