[ニューヨーク株式市場] 関税爆弾の延期説にも不安な市場・・・二日連続の下落

  • ダウ0.1%↓ S&P500 0.11%↓ ナスダック0.07%↓…「ボックス圏相場」

  • 米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)改正案の合意ニュースにも市場は「不安」

[写真=AP・聯合ニュース]


ニューヨーク株式市場は10日(現地時間)、2営業日連続で下落を続けた。米国の対中関税賦課、米連邦公開市場委員会(FOMC)、英国の総選挙など大型イベントを控えて警戒感が濃い姿だ。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)でダウは前日より27.88ポイント(0.1%)急落した2万7881.72で引けた。S&P500指数も3.44ポイント(0.11%)下げた3132.52を、ナスダック指数は5.64ポイント(0.07%)落ちた8616.18でそれぞれ取引を終えた。

米中貿易のイシューが市場の動きを支配しながら、株式市場は強い不安感を示した。米国が中国と第1段階の貿易合意に至らない場合、爆弾関税を課すと予告した期限である15日が迫ってきたためだ。米国はこの日、中国産の輸入品1560億ドル分の15%に関税を課すと警告した。

サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)、ウォールストリートなど外信を通じて、両国の交渉チームが関税を猶予する方向で議論を進めていると報道したが、市場は懐疑的な反応を見せた。

米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)修正案の合意のニュースが伝えられ、株価は終盤上昇を見せたが上昇引けには失敗した。

ロバートWベアードの投資ストラテジスト、ウィリー・デルウイッチ氏を通じて、「様々な推測が出ており、関税猶予に対する報道に投資家らが懐疑的な反応を見せた」とし、「このためUSMCA修正案の合意ニュースが株価にこれといった影響を及ぼさなかった」と診断した。

一方、10〜11日には米連邦準備制度(Fed)の今年最後の金融政策会議が開かれる。FRBはこの今回のFOMCで政策金利を1.5〜1.75%に凍結するだろうという展望が圧倒的だ。


 
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