ワイヤレスイヤホン戦争・・・アップルの独走にサムスンが猛追撃に乗り出す

  • アップル、新製品「AirPods Pro」発売して1位固守へ

  • サムスン、来年初め「Galaxy Buds」第2世代製品の発売見通し

[写真=サムスン電子提供]


ワイヤレスイヤホン市場が再び盛り上がる。市場シェア過半数以上を占めたアップルは、新製品「AirPods Pro」を発売して1位を守るために乗り出した。アップルを猛追撃しているサムスン電子も、来年初めに「AirPods Pro(ギャラクシーバズ)」第2世代の製品を発売する予定だ。

13日、外信と業界を総合すると、サムスン電子は現在、ギャラクシーバズ第2世代開発の詰めの作業を進めている。「SM-R175」というモデル名がついた新製品は前作と異なり、黒と白、青、ピンクなどで発売される予定だ。

サムスン電子は来年初め、プレミアムスマートフォン「ギャラクシーS11(仮称)」とともにギャラクシーバズ第2世代を公開する方針だ。去る2月にもサムスン電子は、米サンフランシスコで開催されたアンパックイベントを通じてギャラクシーバズ第1世代を「ギャラクシーS10」と同時に公開したことがある。

新製品には周囲の騒音を減らすことができる「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」機能が搭載されると見られる。サムスン電子の子会社ハーマンが披露したワイヤレスオーディオ製品の多くは、すでにANC機能を適用しているからだ。

ギャラクシースマートフォンとの接続性を前面に出した革新的な機能も期待される部分だ。第1世代の製品の場合、ワイヤレス充電を支援し、無線バッテリー共有機能を搭載したギャラクシーS10との相性を誇った。

サムスン電子は市場1位のアップルに迫るという計画だ。アップルは2016年、エアポッド(AirPods)第1世代の製品を披露した後にずっと市場を主導している。かつてワイヤレス製品が粗悪な音質と遅延現像で消費者にそっぽを向かれたのに対し、エアポッドは着用感と性能、デザイン側面で好評を受けた。

市場調査会社のカウンターポイントリサーチによると、第2四半期の金額基準でグローバル市場のシェアはアップルが63%で首位を占めた。サムスン電子はシェア8%で、アップルに続き2位を記録した。ただ、ライバルが増えてアップルのシェアが急激に低下しており、両社の格差はさらに狭くなると予想される。

アップルも忙しい。アップルはこの日、エアポッドプロ(AirPods Pro)を韓国に発売した。エアポッドプロもANC機能を差別点として挙げている。オープン型に設計された前作とは異なり、インイヤー形でデザインされた。

エアポッドプロはエアポッド第2世代が公開されてから1年も経たないうちに新たに登場した新製品だ。第1世代の発売以来、第2世代が2年ぶりに出た点と比較すると異例的に短い。後発走者の猛追撃にアップルが危機感を感じているという傍証だというのが業界の見方だ。

両社の競争が本格的に始まり、ワイヤレスイヤホンの需要も急速に拡大すると見られる。特に初期モデルの消費者らの交換時期が近づいているという点で、来年の市場の覇権をめぐる角逐はさらに激しくなる見通しだ。

昨年4600万台規模を記録したワイヤレスイヤホン市場は、今年初めて1億台を突破する見通しだ。カウンターポイントリサーチは、今年ワイヤレスイヤホン市場が出荷量1億2000万台、金額基準では166億ドル(約19兆ウォン)に達すると予想した。
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