ファーウェイ(Huawei)がドイツ5G(第5世代移動通信)事業に参加できる道が開かれた。
ロイターは去る14日(現地時間)、ドイツ政府が5Gネットワークと関連して準備しているセキュリティガイドラインに特定企業を排除しないことにしたと報じた。
ドイツ政府は近いうちにセキュリティガイドラインを発刊する予定だ。ファーウェイが他の機器メーカーと同等の資格で5G機器事業に参加することができると期待される。
シュテフェン・ ザイベルト(Steffen Seibert)首相報道官はこの日、「我々は特定の主体や企業を排除する先制的決定を取らない」と述べた。
ドイツの新聞社、ハンデルスブラットデイリー(The Handelsblatt Daily)は、ドイツ政府のセキュリティガイドラインの草案を引用し、ドイツテレコム、ボーダフォン、テレフォニカ・ドイツなどの移動体通信事業者は、重大なネットワーク要素と関連して一層強化されたセキュリティ規定を順守するように要求されるだろうと報じた。
通信機器メーカーは信頼性を公認されるのはもちろん、もし装備がスパイ行為に使用されたという具体的な証拠が発見されると、該当被害を確認して顧客を保護する法的装置を設けなければならない。重要機器に対する認証は、ドイツのサイバーセキュリティ当局である連邦情報セキュリティ局(BSI)が担当することになる。
ファーウェイの関係者は、「ドイツ政府が5Gネットワーク機器の供給企業に向けた競争の場を作ることにした決定を歓迎する」とし、「熾烈な競争が繰り広げられるデジタルインフラ市場は、ドイツ産業のデジタル化とデジタル経済の発展を促進し、さらに進化された便利な情報サービスと経験をドイツの消費者に提供する」と述べた。
一方、ファーウェイは現在まで全世界に60以上の5G商用化の契約を締結した。欧州で32件の契約を締結しており、ドイツをはじめ、英国、フランス、ノルウェーなど欧州の主要国が政府レベルでファーウェイを排除する計画がないと明らかにした状態だ。このほか、フィリピンやマレーシア、カンボジア、ネパールなどアジア地域をはじめ、アラブ首長国連邦、ブラジルなどでも現在、ファーウェイと5Gの協力を進めている。
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