[半導体、底を打った] 来年5Gで「スーパー好況期」を迎える

  • 価格下落の鈍化・・・在庫は減り実績は反発

  • 来年、世界半導体の売上5.9%成長の見通し

[写真=聯合ニュース]


世界半導体市場が底を打ったという見通しが出ている。昨年末から急落傾向が続いていたメモリー半導体価格の下落が鈍化し、企業の業績反騰も現れている。

来年からは5世代移動通信(5G)市場が本格的に開かれ、半導体市場が再び「スーパーサイクル」に進入するという期待も出ている。

13日、関連業界によると、グローバル市場調査会社であるHISマークィットは最近の報告書で、来年、世界半導体市場の売上高が4480億ドル(約531兆ウォン)で、今年(4228億ドル)より5.9%増えると推定した。

昨年過去最高の4856億ドル(約576兆ウォン)を記録した以後、今年は二桁の「マイナス成長」を記録する見込みだが、1年ぶりに再び上昇傾向に転じるという分析だ。

実際、サムスン電子とSKハイニックスなど国内半導体業界の主力品目であるDラムとNAND型フラッシュの価格下落幅は、最近大きく鈍化した。グローバル市場調査会社の「DRAMエクスチェンジ」によると、主にPCに使用されるDラム(DDR4 8GB基準)製品の価格は、先月平均2.94ドル(約3500ウォン)で、下落を続けてきた以前とは違って最近二ヶ月連続、同じ水準を維持した。NAND型フラッシュメモリの価格(128Gb MLC基準)も同じく6月の3.93ドル(約4600ウォン)から9月の4.11ドル(約4800ウォン)に小幅反騰した。

状況がこうなると、サムスン電子とSKハイニックスの在庫も減少し始めた。実績が反騰しているわけだ。サムスン電子は今年第3四半期の売上高62兆ウォン、営業利益7兆7000億ウォンを収めたと暫定集計された。売上高は第4四半期ぶりに60兆ウォン台に復帰し、営業利益は今年に入って初めて7兆ウォンを超えた。営業利益は証券会社の推定値の平均(コンセンサス)の7兆1085億ウォンを上回った。

SKハイニックスは今年第3四半期の売上高6兆5300億ウォン、営業利益4500億ウォンを収めると予想される。全社の売上高は、昨年第3四半期以来初めて増加したものと推定される。

さらに、来年、本格的に到来する5G時代が情報技術(IT)だけでなく、すべての産業に広範な影響を及ぼし、半導体市場の継続的な上昇傾向を支えるものとみられる。HISマークィットは、5G技術が適用された自動車、モノのインターネット(IoT)、データセンターなども半導体市場の成長に大きく貢献するものと見込んでいる。来年下半期からは再びDラムなどで在庫不足が現れるという見通しも出ている。

HSマークィットのチョン・ソンゴンDラム首席研究員(理事)は、「来年Dラム市場をリード最大の話題は5Gだ」とし、「中国、米国などで来年第2四半期後半に5Gスマートフォン市場が本格的に開かれ、Dラム価格が反騰するだろう」と述べた。続いて「来年下半期以降は、Dラムの在庫が消尽され、供給不足現象が現れるだろう」と付け加えた。

ハンファ投資証券のイ・スンハク研究員も「不確実性が高い状況でも半導体業況が回復しているという点は非常に肯定的だ」とし、「DラムとNAND型の在庫が両方減少しており、年末頃には正常範囲に達すると予想される」と述べた。
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