「第一も、第二も、第三もAI(人工知能)です。」去る7月、ソフトバンクグループの孫正義会長が大韓民国に渡した助言が10月に具体化される。政府が来月、AI国家戦略を打ち出すことにしたからだ。第4次産業革命の時代を受け継ぎ、未来産業を確保して国家競争力を高めることができるAI青写真が予想される。
李洛淵(イ・ナギョン)首相は4日、ソウルプラザホテルで開かれた「第11回 亜洲経済GGGF(Good Growth Global Forum)」で、「政府はAIを含む第4次産業革命の新技術の発展に応じて働き口を提供するだけでなく、生活の質の高めるために力を注ぐ」とし、「すでにAI国家戦略を完成しており、10月に発表する計画だ」と強調した。
李首相はこの日、「AIは人間の日常まで全面的に変え、人類歴史上、最大の革命になるだろう」としながらも、「著しい光と影を伴うものであり、人間の疎外と不平等も伴うだろう」と指摘した。
彼はさらに、「これに歩調を合わせて(AIによる)光を育て、影を減らすことが人類に要求される」とし、「AI関連の倫理ガイドラインが設けられなければならない」と付け加えた。
すでに政府は今年初め、プラットフォーム経済基盤を整えるなど政策の方向を設定しており、来年の予算にもDNA(Data、Network、AI)高度化を通じた経済活力向上案の中で事業案を用意した。
企画財政部のある高官は「孫会長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領を訪問してAIを強調した後、政府も速度を出して戦略案を準備している」と伝えた。
科学技術情報通信部の関係者は、「急げば10月になるかもしれないし、内容整理をするために早急に準備中」であり、「関係省庁と合同で関連戦略を打ち出す予定だ」と述べた。
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