大陸鉄道を運営する国の鉄道機関の代表らが来月ソウルで集まる。
韓国鉄道公社(KORAIL)は国際鉄道協力機構(OSJD)と一緒に、4月8〜12日、ソウル小公洞(ソゴンドン)のロッテホテルで「第34回OSJD社長団会議」を開催すると18日明らかにした。
OSJDは1956年6月、ヨーロッパとアジア間の国際鉄道の運行のために創設された機関である。韓国とロシア、中国、北朝鮮をはじめ、東欧と中央アジア29カ国の政府と鉄道運営機関で構成されている。シベリア横断鉄道(TSR)、中国の横断鉄道(TCR)などユーラシア横断鉄道の運営に関する国際鉄道輸送協定を管掌し、国際輸送基準の原則を樹立する。
社長団会議は1年ごとに定期的に開かれるOSJDの公式会議で、ユーラシア横断鉄道運営のための主な内容を扱っているので「大陸鉄道の国連総会」といえる。今回の社長団会議は昨年6月、韓国が正会員になって初めて主催する国際鉄道行事だ。
会議にはロシア、中国、モンゴル、ポーランド、カザフスタンなど東欧と中央アジア27カ国の政府及び鉄道運営機関の代表団、鉄道分野の専門家、企業の代表など、国内外の著名人300人余りが出席すると知られた。
今回の会議では「平和へ!繁栄へ!」(Toward the Future of Peace and Prosperity)をスローガンに掲げ、貨物、旅客、施設車両など5つの分科委員会の2018年の活動成果を共有する。続いてOSJD運営と業務計画について議論するなど、大陸鉄道の発展と協力方案を模索する。
加盟国間の国際列車の運行、国境通関手続きの改善などの大陸鉄道の路線運営に関する懸案と今後の協力案も議論する。イベント期間中、国内企業のユーラシア鉄道・物流市場への進出のための広報ブースとともに韓国文化体験プログラムが用意される。
ジョン・インスKORAIL社長職務代行は「韓国が正会員として加入した後、初めて開催する大規模な国際会議であるだけに、完璧に準備する」とし「世界の鉄道代表者らに韓国鉄道の技術力と潜在力、そして大陸鉄道のビジョンを伝える場にする」と述べた。
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