辛東彬、1年ぶりに日本ロッテホールディングス代表に復帰"

[辛東彬、1年ぶりに日本ロッテホールディングス代表に復帰"]



辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)ロッテグループ会長が20日、日本ロッテホールディングスの代表取締役に就任し、1年ぶりに日本ロッテ経営に復帰した。

今年1月に兄の辛東柱(シン・ドンジュ、重光宏之)前ロッテホールディングス副会長が「和解の手紙」を掲げて自身は日本を、辛東彬会長は韓国をそれぞれ「分離経営」しようという提案を辛会長が源泉遮断するための腹案だと財界は分析する。

これに先立ち、辛会長は昨年末から今年初めまで日本で相当期間滞在し、旧正月の連休前にも出国して今まで日本ロッテの経営懸案を検討したという。

この日、日本メディアとロッテなどによると、日本ロッテホールディングスは同日午後、東京新宿本社で理事会を開き、辛会長の代表理事就任案件を成立させた。

日本ロッテホールディングスの関係者は"予測不可能な世界経済とデジタル化による急変する事業環境に対応するため、ロッテを成長させてきた辛東彬会長の経営手腕が切実に必要だったためだ"と明らかにした。

これに先立ち、辛会長は逮捕中だった昨年2月21日、ロッテホールディングスの代表理事職から辞任した。 辛会長は当時、朴槿恵(パク・クネ)-チェ・スンシル国政農団事件に巻き込まれ、2審で実刑を言い渡されて逮捕収監され、代表取締役職から自ら退いたが、登記理事職は維持した状態だった。

その後、ロッテホールディングスは辛会長と共同代表取締役を務めていた佃孝之社長の単独代表取締役体制で運営されてきた。

当時、財界では辛会長の日本ロッテの支配力が弱まり、辛東柱前副会長との経営権争いが再現されるだろうと懸念していた。

これは「日本ロッテホールディングス→ホテルロッテ→韓国ロッテ系列会社」の持分構造で、日本ロッテが韓国ロッテを事実上支配しているためだ。 このため、辛会長はこれまでロッテ持株の発足とホテルロッテの上場を通じてこのような支配構造を緩和することに努めてきたが、まだホテルロッテの上場はできていない状態だ。

しかし、今回辛会長がロッテホールディングス代表取締役に復帰し、ロッテホールディングスは再び辛東彬会長と佃孝之社長の2人体制に転換され、辛会長の支配力は強固になったものと見られる。

韓国ロッテ側は辛会長の日本ロッテホールディングス代表の復帰について"積極的に歓迎する"という公式の立場を見せた。
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