現代・起亜自動車が今年に入って7月まで米国市場の占有率が7.3%に止まったことが明らかになった。 2009年、7.0%のシェアを記録した後、9年ぶりに最も低い数値だ。
現代・起亜車が米国市場でなかなか反撃の糸口を見つけられない格好だ。
2日、現代・起亜車によると、先月の米国販売は計10万4864台で、前年同期比5.1%減少した。
現代車は5万752台で、昨年7月より4.3%、起亜車は5万3112台で、5.8%それぞれ減少した。 5月と6月、前年比の販売が増え、反発するかと思われたが、再び倒れたわけだ。
問題は下半期にも不確実性による否定的要因が多いということにある。 ドナルド・トランプ米大統領が貿易拡大法232条により、輸入車を対象に最高25%の高率の関税賦課を検討している状況である上、為替状況も友好的でない状況だ。 また、下半期には米国自動車市場の需要も減少するものと予想され、現代・起亜車の業績回復はなかなか進まないと見られる。
現代・起亜自動車の立場ではスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)の善戦が慰めである。 現代・起亜車の今年1~7月のSUV販売量は計29万8116台で、昨年より17%も増加した。
特に現代車のツーソンは7月に前年同期比1.0%増加した1万1360台が販売された。 昨年3月から17カ月連続、前年比の販売増加傾向が続いたのだ。
ツーソンの今年の米国累積販売は8万1309台で、前年同期比29.1%上昇した。 月平均の販売量も1万1616台に達する。
これに小型SUVのコナも先月、4173台が販売され、3ヵ月連続、月間販売台数4000台を超え、業績の牽引車の役割を果たした。
起亜車も同様にソレントが1万1982対売れ、前年比二桁の成長を見せた。
現代・起亜車は下半期にもSUV製品群の強気を堅持する一方、主力モデルのラインアップを強化する方針だ。
このため、現代車は新型サンタフェの販売に主力する一方、11月にツーソンの商品性改善モデルを発売するという計画だ。 ジェネシスG70も下半期の米国進出を控えている。
起亜車は、れに先立って披露したソレントを主力に販売と収益性を同時に確保する一方、新型K3をはじめとするK5の商品性改善モデルを投入し、米国市場のシェアを高めていく計画だ。
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