SKC、ドイツのエボニックとPO市場攻略

[SKC、ドイツのエボニックとPO市場攻略]



SKCが世界的な化学メーカーであるドイツのエボニック(EVONIK)と手を組んで、グローバル市場攻略に拍車をかける。

10日、SKCによるとエコプロピレンオキサイド(PO)製造技術「HPPO」工法の源泉技術を保有したエボニックとグローバル市場の拡大に向けた協力案を議論している。

「HPPO」工法は過酸化水素を触媒に使ってPOを生産する工法で、有害物質が出ないため、エコ的であり、他の工法に比べて経済性も高い。 POは自動車内装材などに使われるポリウレタン、化粧品・医薬品の原料であるプロピレングリコール(PG)の基礎原料だ。 現在、年間グローバルPO生産量は900万tで、約135億ドル規模だ。 このうち、HPPO工法の生産量は約150万tで、16.7%に過ぎず、成長可能性が高いというのが会社側の説明だ。

両社のグローバル協力策は大きく二つだ。

まず、両社がHPPO技術の提供や工場運営事業(O&M)に進出する方式だ。 SKCは2008年、世界で初めてHPPO工法を商用化したのに続き、10年間稼働率100%以上を記録している。 これに協力要請の意思を明らかにした中国、中東、欧州地域会社5社のうち、一部と業務協約(MOU)を結んで、エボニックと一緒に協力案を検討している。 HPPO工場の運営事業に新たに進出したり、該当会社と合弁投資会社(JV)を作り、現地に進出する案などだ。

中国政府が汚染物質を多く排出する企業にペナルティを与え、エコ工法を奨励しているため、中国企業の関心が大きいという。

SKCはHPPO工程に使われる過酸化水素水事業で協力する案も検討中だ。 HPPO工程には必ず過酸化水素水の大量供給が安定的に必要だが、SKCは「SEPK」という過酸化水素水製造会社をエボニックと合弁で設立した経験があり、過酸化水素水事業を拡大する案を協議している。
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